細川元首相に佐川急便借入問題はデッチ上げ!?  元自民党議員が証言

 週刊ポスト2014年2月7日号(NEWSポストセブン)が、都知事候補・細川護煕元首相の佐川急便からの1億円借り入れ問題について、当時、国会で追及していた村上正邦さん(元自民党参議院議員会長)が、『今だからいうけどね、あれはデッチ上げ(笑い)』と語っていると伝えている。
 
 



 村上さんは、”参議院のドン”とも呼ばれていた自民党の重鎮だ。同誌によれば、『あの頃、細川さんを引きずり降ろす材料を探していて、細川さんが熊本県知事選に出る前に佐川急便から1億円借りていたという情報が入った。
 当時、佐川が政治家に資金を貸すという名目で事実上、返さなくてもいい金を渡していたことは知っていたから、これは倒閣できると思った。ただ、実際には細川さんは借入金を佐川にしっかり返済していたんだよね。あとからそれを証明する貸し付け記録も出てきたし。
 聞いた話では、検察が押収していた佐川の貸し付け記録には、借りっぱなしになっている自民党の大物たちの名前が連なっていて、だからこそ、検察も資料が出せなかったんだ。
 で、細川側が証拠として出していたのがいかにも雑な領収書だったから、そんなものは偽物だ、って糾弾したんだよ。実は細川さんだけがちゃんと返していて、追及する自民党側は佐川から金をもらったままだったんだから、無茶苦茶な話だよ』という。

 
 日刊ゲンダイ2014年1月22日号には、自民党の元衆議院で白川勝彦元自治大臣が『細川さんが佐川から1億円を借り入れたのは、もう30年も前のことですよ。それをなぜ、今さら大騒ぎするのか分かりません。刑事事件になったわけでも、税務上の問題になったわけでもない。国会でも議論され、首相も辞めました。倫理上の責任も果たしたのです。当時の自民党だって、刑事事件に持ち込もうとか、そういう認識は一切なかった。実際に質問した張本人の私が言うのだから間違いない。それを今さら持ち出し、あたかも大問題のように取り上げるのはアンフェアですよ』と語ったことを伝えている。

 白川さんは、細川候補事務所を訪れ『(個人的な貸し借りと分かりつつなぜ、追及したのか)「私が質問に立った当時の細川内閣の支持率は70%以上。何とか反自民の雰囲気を変えようと自民党は必死でした。細川内閣は『政治倫理』を掲げていたので、それならすでに週刊誌で報じられていた借り入れ問題をただそうとしたのです」と語ったと細川候補のサイトでは伝えている。

 白川さんはさらに自身のサイトで『原発の再稼働を認めるかどうか、これにストップをかけられるかどうか」は、残念ながら、細川氏を当選させるしかない。
 マスコミは、巧妙に争点を逸らそうとしている。現在のマスコミは、自公”合体”政権と原子力利権に相当に汚染されているのだ。だから、マスコミは、細川氏に有利な情報は報道せず、不利な情報のみ流そうとしている。原発ゼロなど、過激な主張でも理想的な主張でも何でもない。現にいまの日本は、原発ゼロで動いているのだ。多くの国民も、再稼働には反対している。原子力利権に群がっている自公”合体”政権と利権グループのみが、原発ゼロなどとんでもないと言っているだけなのだ』と記している。

 当時、佐川問題について何も説明しないで辞めたのではないかとの点については、細川候補公式サイトでは、『国会では、衆参の本会議、予算委員会、政治改革特別委員会などで、少なくとも21回、130時間以上にわたって説明しましたし、理事会に提出可能な資料は総て提出しました。しかし、「徹底的に内閣をつぶそうと申し合わせをし」(当時攻撃の中心にいた元自民党議員の証言)ていた自民党は、何を言っても聞く耳をもたずで、ついに国会審議の停滞の政治的責任を取らざる得ない状況になりました』だったとしている。

 これらのことを信じる、信じないはそれぞれだろうが、自民党の議員だった人が証言している意味は大きな意味がある。当時、なんとなく思い込んでいたことが、今になってだが、違っていたことになる。少なくとも、猪瀬前知事のケースとは違うのは確かだ。
 もっと早く説明できなかったのか。もしくは、メディアが報道できなかったのか。これは悔やまれる。