都立中央公園 拡張する公園へパブコメ開始

 都立武蔵野中央公園(武蔵野市八幡町)の整備計画について、パブリックコメントを東京都公園審議会が募集している。
 全体のゾーニングをするものだが、注目したいのは、現在の中央公園の東側、都営住宅があった場所に公園を拡張する内容だ。今のところ、このゾーンには樹木を多く植える公園が考えられている。

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 中央公園は、かつて中島飛行機の工場があり、戦後、米軍宿舎として使用された後に返還され、地元要望から原っぱ公園として整備された。都営住宅を近接地で高層化し建替えたことにより生まれた中央公園隣接地に公園を拡張することになり、このほど、整備計画中間のまとめが策定され、パブリックコメントが募集されている。

 募集期間は、平成25年12月26日(木曜)~平成26年1月16日(木曜)。
 概要などや意見の送付先は、建設局公園緑地部計画課のサイトにある。

 拡張される公園の主なコンセプトは、「まとまりのある明るい樹林を創出し、利用者の憩いや休憩の場を提供する」、「武蔵野中央公園および都営住宅、市役所周辺は広域避難場所に指定されており、災害時の避難、救助等の活動拠点として位置づけられていることから、樹林面積の拡大による避難者の安全性の確保や雨水浸透機能の向上など防災機能の充実を図る」というもので、下記が考えられている。

・緩やかな起伏を伴う明るい樹林の中での散策や休憩などが楽しめる憩いの空間とする。
・植栽は武蔵野の雑木林や屋敷林などを構成する樹木を主体に、花木などの彩りも考慮するほか、鳥類や昆虫類などの採餌、繁殖などに配慮した植物の導入なども検討する。
・樹林面積を拡大することにより、火の粉や飛来物から避難者の安全性を確保するとともに、園路や広場便益施設、休憩施設、管理施設のほか、防災井戸など避難者の滞在に必要な防災施設の導入を検討する。

 
 緑が増えることは歓迎したいが、災害時の活動拠点で考えるなら樹木は少ないほうが良いのではないか、周辺は木造密集地域ではないのだし…、との素朴な疑問は残る。また、公園には、落ち葉、枝の落下、毛虫、カラスなどへの苦情はつきものだ。公園は欲しいが、隣には嫌だといったNIMBY(Not In My Back Yard=自分の裏庭には来ないで)にならないように、近隣住民とどのような意見交換ができているのかよく分からない。

 一方、公園拡張で中島飛行機製作所の唯一残されていた施設、変電室跡が取り壊されることになる。署名活動が行われるなど存続を求めている人も多い。せめてモニュメントを残すなどが必要ではないだろうか。この対応も明らかではない。

 これらは、意見募集の後、対応が考えられるのだろう。まずはご意見を。

 画像は、「中間のまとめ」から、拡張場所を記した