マニフェスト大賞 グランプリ・最優秀賞など決まる

11月1日に第8回マニフェスト大賞(2013マニフェスト大賞実行委員会主催。毎日新聞社・早稲田大マニフェスト研究所共催、共同通信社後援)の受賞式が開催され、応募件数2108件、1537団体のなかからノミネートされていた各部門の優秀賞を表彰。その後、優秀賞のなかから最優秀賞と審査委員会特別賞、そして、最高位のグランプリが決まり発表された。グランプリは、今年からマニフェストを作成した者だけではなく各部門のなから選ぶように手法を変更、市民部門からのグランプリも誕生した。

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 マニフェスト大賞は、地方議員の政策コンテストとして始まった。その後、首長部門、市民部門が加わり、今回からは、マニフェストの作成にかかわらず、全部門を対象に優れた政策、成果などに対してグランプリを選ぶことになった。部門には、マニフェストを作成し検証しているかなどが問われるマニフェスト賞や議会活動などを通して実現できた成果賞、実現にはいたっていなくとも優れた政策が対象になる政策提言賞などがある。東日本大震災後に復興支援・防災対策賞、今回はネット選挙が解禁されたことでネット選挙・コミュニケーション戦略賞が新設されている。

 グランプリと各部門の最優秀賞は下記のとおり。ノミネートされた優秀賞は公式サイトをご参照いただきたいが、私が注目したのは大津市議会だ。大学と地域連携による「政策検討会議アドバイザー制度」を制度化し政策を作る仕組みを作り、「大津市子どものいじめの防止に関する条例を平成25年2月に制定するなど実績を作ってきているからだ。この条例は、大津市立中学校で起きてしまったいじめが原因による生徒の自殺が発端となっている。行政や教育委員会を批判するだけでなく、議会として対策を実現していることには敬意を表したい。

 他にもネットを活用している流山市が、市と議会とで提案してきたことや最優秀賞にはならなかったがiPadを救急車に導入し、患者の搬送時間を短縮した佐賀県、災害対策として洋式トイレを学校に増やしてきた関根ジロー松戸市議など参考にしたい事例がたくさんあった。
 また、学校での選挙への教育だけでなく、選挙管理委員会による投票率アップの活動もあり今後、注目した内容も数多くあった。武蔵野市でも取り組めるものも多数あり今後の参考にしたい。
 マニフェスト大賞には、一回目から実行委員としてかかわってきた。来年は9回目。どのような政策が集まるのか、今から楽しみだ。
 

mani1 余談だが、表彰式には、先の選挙で自公民が支援する候補らを破って川崎市長選に初当選した福田紀彦さん(元神奈川県議)も駆けつけいた。福田さんは、マニフェスト大賞の実行委員長も務めていたこともあり川名とは旧知の仲。対抗馬を支援した議員が多数を占める議会との関係が気になるが、明るさと行動力のある福田新市長の今後にも期待したい。いずれ、時間をかけて話を聞きたいとも思っている。

【参考】
毎日jp マニフェスト大賞:清水勇人・さいたま市長らが受賞

【マニフェスト大賞グランプリ】

 ○最優秀マニフェスト賞(首長)
  清水勇人埼玉県さいたま市長

 ○マニフェスト大賞(市民)
  相良、片浜、地頭方、川崎、細江地区自治推進協議会・発⑩(ハッテン)まきのはら

 ○マニフェスト大賞(議会)
  大津市議会

 【各部門の最優秀賞】。

 ○最優秀政策提言賞
  小川顕正神奈川県川崎市議会議員

 ○最優秀ネット選挙・コミュニケーション戦略賞
  流山市

 ○最優秀マニフェスト賞(市民)
  ポリレンジャー~若者の手で政治を良くし隊!~

 【■審査委員会特別賞】
  熊谷俊人千葉県千葉市長
  田辺信宏静岡県静岡市長
  ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州
  横浜市会議会局
  徳島県議会
  鈴木綾子東京都江東区議会議員
  広島県選挙管理委員会

 各部門の優秀賞はこちら

※マニフェスト大賞の応募や事務、表彰式の運営などはローカルマニフェスト推進地方議員連盟に所属する地方議員で行っている。川名は事務局長。
 審査は、北川正恭早稲田大学マニフェスト研究所所長(審査委員長/元三重県知事)、曽根泰教慶應義塾大教授、塚本壽雄早稲田大教授、江藤俊昭山梨学院大教授、廣瀬克哉法政大教授、千葉茂明月刊「ガバナンス」編集長、藤森克彦みずほ情報総研 社会保障藤森クラスター 主席研究員、西尾真治死(埼玉ローカル・マニフェスト推進ネットワーク)、人羅格(ひとら)毎日新聞社論説委員、杉尾秀哉TBSテレビ解説専門記者室長、定金基NPO法人カットジェイピー理事に加え、箭内道彦さん(風とロック クリエイティブ・ディレクター)、秋吉久美子さん(女優)を特別審査委員が加わった審査委員会で決められている。