給食フェスタで考えた今後のこと

8月24日に市民会館で開催された「むさしの給食・食育フェスタ」に参加をしてきた。給食の内容を伝えるだけではなく、写真展や一口試食、一日に必要な野菜量を測ってみることやだしのテイスティングなど体験コーナーがあり、大人でも楽しめるものだった。
 給食だけでなく、食育推進を目的として設立されたのが主催者の武蔵野市給食・食育振興財団だ。このようなことさらに拡充することが必要で、さもないと…、と思ったイベントだった。

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 財団は、平成22年に「学校給食の適正円滑な供給により、その充実振興を図り、児童・生徒及び市民の食育の推進に寄与することを目的とする」ことを目的に設立されている。独自に残留農薬検査や遺伝子組み換え検査、放射性物質検査を行い、安心できる食材を選定していることや調理品・半調理品を使わない手作り調理、市内産野菜を多く取り入れている(約3割で他市と比較しても多い)など武蔵野市ならではの給食を担う財団だ。
 その目的のためのひとつとして、このフェスタが行われており、他にもこの6月に給食・食育フォーラムも開催している。フォーラムはいわば座学で、フェスタが体験型の楽しめるイベントだろう。いわば、保護者など学校関係者だけではなく一般向けのイベントとして行われているものだ。

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■争点にもなるコスト
 
IMG_1826 議会内では、財団による給食コストが高い。民間委託のほうがコストを下げられるとの意見を聞くことがある。武蔵野市のサイトにあるデータ(平成24年度武蔵野市財政援助出資団体経営目標給食・食育振興財団)を見ると、平成21年度で一食あたり631円、22年度で554円だ。食材費はこれとは別で小学校低学年の220円から中学生の300円が別にかかる。
 確かに、コンビニ弁当や牛丼と比べれば一食当たりの単価は高い。しかし、作る手間、食材へのこだわり、特に食育推進事業までを含めて考えていくとこの単価だけでは判断はできないだろう。
 つまり、市民への食育推進事業を行う、行えることが財団の存在意義で、給食一食当たりのコストだけで判断すべきではないはずだ。このコストも一食あたり1000円を超えていた頃に比べれば下がってきていることもある。

 給食は長年にわたって市長選挙の争点でもあった。今では考えられないが、中学校給食をあえて実施しなかったのが武蔵野市だった。邑上市長が誕生したことで、小学校と同じように質を重視した中学校給食が実現しているのが事実だ。この流れを戻すのか。あるいは、コスト至上主義に変えるのかが、今後問われるかもしれない。

■財団だからこそ

 武蔵野市の給食は、給食の中身だけではなく、このような一般向け、市民向けの食育推進事業を行うことや学校教育、市内農家との連携を考えると現在の財団方式で行うことが市民にとってもメリットが多いと私は考えている。純粋な民間企業に任せる(民間委託)ことで、見た目のコストを下げることはできるかもしれないが、食育や学校教育までを含めるとそう簡単にはできないのではないか。今のようなことまで契約するとなると逆にコスト増にならないか。契約期間が限られることになり、なによりも重要な人材を育てられるか、雇用できるのかなど課題が多いと考えられるからだ。

 政治的なことは別として、安ければいいとの考え方、コスト至上主義でいいのかが給食には問われている。私は、高すぎることは良くないが、コスト至上主義ではなく、食育推進事業も含めてのコストで判断すべきで、現在の方式がベターではないかと考えている。今後、最終的には有権者が判断することになるかもしれない。

下の写真は、フェスタの概要と年代別の給食の写真。
どのような給食を食べていたかで年代が分かるかもしれない。給食メニューを提供するレストラン、居酒屋もあるくらいだから、武蔵野市でもやってもいいのになと思うが、いきすぎかf^_^;

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