ネット解禁で選挙戦略は変わる!?

1月25日に開催された「政治山セミナー~ネット選挙解禁で戦略はどう変わる?」に参加した。ざっくりとした結論で言えば、選挙期間中にインターネットの更新などが解禁されようが、されなかろうが、ネット(ホームページ、SNSなど)が重要なのに変わりなく、問題はその内容ということ。当たり前といえば当たり前のことだが、そこには戦略も必要ということだった。

 政治山は、政治情報のポータルサイト。政治を扱うサイトはほとんどが国政だが、珍しく(?)地方政治を取り上げてきており、選挙の速報や地方議会の定例会ごとの情報を提供しようとしている意欲的なサイトだ。今回は、国会議員や地方議員、秘書などを対象としたはじめてのセミナーで、告知機関は短かったものの、『ネット選挙解禁』という旬な企画もあり熱心な地方議員や国会議員秘書などが参加していた。

 詳細な内容については、有料セミナーのため公開はご遠慮ください、とのことなので残念ながら記さないが、講師はネットを使った事業を行っている方々で、自己満足のように作っただけのサイトでは意味はなく、何をゴールにして製作するのか。そのコンテンツについても、しっかりとしたリサーチを行いタイムリーな情報を出すべきとされており、切り口はそれぞれに異なっていても結論は同じと思えた。

 ネット選挙解禁により、有権者に有益な情報がより多く提供されるようになればと思っているが、課題は、解禁を活用するかどうかは候補者次第ということ。
 候補者からすれば、当選のための情報を出すことになり、有権者が求めるものとは異なることが考えられる。解禁されるのであれば、候補者が政策などの同じ情報を出しあい、有権者が比較検討できるようにすることも必要だと思う。しかし、情報の整理を候補者が行うとの思えない。と考えると、第三者のメディアでもある政治山のようなサイトの重要性も今後、さらに重くなるのだろうな、とセミナーを聞いて思った。

 地方議員の選挙は、マスメディアが注目はせず、何人が立候補した程度の情報しか伝わらず、結局は地縁血縁勝負で政策は三の次、もしくは必要なしで選挙が行われがちだ。ネット解禁ですべてがバラ色になるとは思わないが、少しでも候補者の“正体”が分かり投票の判断材料になればと思う。

 とはいえ、解禁の具体像がまだ見えないので、どう対応するか、すべきかはこれから本格化するのだろう。街中で大きな音を出しあうような選挙から政策を選ぶような選挙になって欲しいと思うが、ネット選挙で変わるのか。このことも含めて、今後に注目していきたい。

【参考】
政治山 「ネット選挙解禁で戦略はどう変わる?」~第1回政治山セミナー開催~