庁内“事業仕分け” 対象29事業を公表

 議員向けに平成24年度個別事業評価対象事業一覧の資料が配布された。事務事業の見直しは毎年行われており、対象事業は毎年、変更されている。この見直しの結果によっては予算削減、事業中止が決まることがあり、俎上にあがった事業がどうなるか注目される。

 24年度に新たに評価を実施する事業は以下の29事業。事業費や関連する職員人件費、施設であれば減価償却費などのフルコストを算出し、事業目的が公益に敵う事業か(市が行うべきか)、市が行うとしても、直接行うか(直営か、民間委託か、市民協働か)、費用対効果はどうか、全市民との公平性はあるかなどの観点から事業を見直す。結果は、25年度、もしくはその後の予算に反映され、縮小や廃止、事業費はそのままで内容を変更、そのままで事業継続などとなる。いわば、市役所自ら行う“事業仕分け”だ。

 これまで、結果だけは公表されてきており、これから行う事業について公表されるのは今回が初めて。このことは、評価できることだ。
 しかし、同じ職員同士でどこまで見直しができるのか、外部の視点は必要ないかのの注目点は残されている。何よりも議会がどのように考えるかも課題だろう。この見直しの結果を議会で取り上げることがあまりないからだ。俎上に上がっている事業を見ると、当初の事業目的が終わっていることや、今のやり方でいいのかと思うものもある。予算の最終決定者は議会。議会、議員も注目すべき事業となりそうだ。

 

新たに評価を実施する事業
(事業名/事業概要)

1: 職員採用試験( 筆記試験)
 職員採用試験の1次試験として、一般事務は小論文及び教養試験( 以前は専門試験との選択制) 、一般技術は小論文及び専門試験を実施している。

2:旧東町市民図書室
 平成12年度に閉室した後、地域において暫定的に集会施設として利用できるよう維持管理を行っている。5団体が利用。

3:課税明細書(地方税法第364条第3項に規定)
 4月初旬(通常4月1日付け)に課税明細書を納税義務者へ送付している。

4:法律相談員友好都市訪問相談会
 法律相談業務に携わっている弁護士6名と随行職員2名が友好都市を訪問し、住民を対象とした講演会や各種法律相談業務、相談員らとの意見交換を実施。

5:固定資産評価審査委員会行政視察
 委員6名と随行職員2名で他自治体へ、毎年、行政視察を行っている。

6:中国との相互交流事業(青年の翼親善使節団派遣)
 市内在住在学の中・高校生(定員12名)を隔年で中国北京市等に「青年の翼親善使節団」として派遣している。

7:防災情報システム整備事業
 被害情報収集システム、職員召集システム、防災用高所カメラ、防災安全センターWEB 等を中心に様々な複合的機能を整備し、災害情報を収集、整理、提供している。

8:避難所備蓄食料整備事業
 震災時の被害想定で算出される避難者分の水・食料を避難所の備蓄倉庫に備蓄している。

9:むさしの環境フェスタ
 環境に関するイベントを市民・事業者・行政の協働で年1回開催し、省エネグッズの展示等により来場者への環境啓発を行っている。運営については市民団体との協働形式で実施。

10:サンヴァリエ桜堤等生ごみ処理機資源化事業
 団地等から排出される生ごみを大型生ごみ処理機により熟成堆肥化し、市内農家で堆肥として利用。

11:ごみ総合対策課関係団体バス貸出し事業
 環境問題、特にごみの減量、資源化などを行う市民団体が関連施設等の見学や視察を自ら計画し実施する場合、その活動に対し、バスの貸出しを行っている。

12:ごみ減量協働事業(フリーマーケット)
 家庭内の不用品の再利用を促進するため、クリーンセンターでフリーマーケットを開催。

13:ふれあい訪問特別収集
 高齢者、障害者等ごみ出し困難世帯に対して、市職員及び委託を受けたシルバー人材センター職員が戸別訪問によるごみの収集及び安否確認を行っている。

14:クリーンセンター搬入廃棄物の受入・計量等業務
 クリーンセンターへの搬入廃棄物の受け入れ、計量等を市職員によって行っている。

15:敬老福祉の集い
 75歳以上の高齢者を市民文化会館で開催する式典に招待し、記念品を配布するとともに演芸の観賞等をしてもらっている。平成22年より、1日2回、2日間開催(平成21年度までは1日1回、3日間開催) 。

16:長寿高齢者訪問事業
 100歳を迎えた長寿高齢者に対し、市長が表敬訪問し祝品等(百貨店共通商品券10万円分と花束)を贈呈している。

17:生活支援ヘルパー派遣事業
 おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者、65歳以上の高齢者のみで構成される世帯、その他市長が必要と認める世帯に属する高齢者で、食材の買物や室内の整理等軽易な生活援助が必要な者に対し、自立生活の継続を可能にするためにヘルパーを派遣している。

18:生活支援デイサービス事業
 市内デイサービスセンターにおいて、安全で質の高いサービスの提供、医療ニーズの高い利用者の受入等各種事業を実施。また、閉じこもり防止等の必要があると認められる者に週2回を限度としデイサービスを行っている。

19:ケアマネジャー研修センター事業
 市内で活動する介護支援専門員の資質の向上を図るため、体系的研修事業(新任研修、現任研修、専門研修) 、ケアプラン指導研修事業( 個々のケアプランの評価及び評価会議による指導内容の伝達) 、相談助言事業(随時相談の対応)を行っている。

20:音楽療法
 知的発達の遅れがあり、自己表現や意思疎通、感情抑制などが困難な子どもたちを音楽療法士が年齢や訓練目的に合わせてグループに分けて、音楽を楽しみながらの訓練を行っている。

21:現任ヘルパー研修
 市内の在宅障害者へホームヘルプサービスを提供している指定居宅介護支援事業所に登録しているヘルパーを対象に、医療・福祉分野の講師による研修会を年間約3 回実施している。

22:子育ては楽しフォトコンテスト
 家庭の子育て力・子育てに対する意識の向上を図るため、子育てをしている中で感じた喜び、面白さ、感動等をとらえた写真を募集し、作品の表彰、展示、カレンダーの作成等を行っている。

23:幼児教育研究会研修費等補助事業
 武蔵野市幼児教育研究会の行う研修及び研究等の事業の経費の一部を補助している。

24:ムーパーク駐車場
 市が地主と賃貸借契約を締結し、諸施設を整備した上で、吉祥寺の地元商店会と大型店等で組織された「吉祥寺ムーバスアンドパーキング事業運営協議会」が管理運営を行っている。

25:太陽光発電キット設置・撤去
 自然エネルギーの活用及びエネルギーの合理的な使用にかかわる市民の意識啓発を図り、環境負荷の少ない住まいづくりを推進するため、太陽光発電キットの貸出しを行っている。

26:学校FF暖房機
 冬季の学習環境を整えるため、現在の空調設備の導入以前に、市立小中学校の各普通教室及び特別教室においてFF暖房機を設置した。

27:音楽団体育成事業
 市民自らが演奏し音楽をつくりだす喜びを知ることを目的に、武蔵野市民交響楽団に対して指揮指導者及び各楽器トレーナー謝礼金支出、楽器の貸与及び修繕、演奏会の会場確保等の支援を行っている。

28:市民スポーツデー
 日曜午後に市立小学校全校の校庭及び体育館において、幼児から高齢者まで市民誰もがスポーツを楽しめる場を提供し、運営委員4名が安全確保及びスポーツの指導を行っている。

29:図書交流センター
 市内在住の蔵書家のコレクションを譲り受け、市民の貴重な知的財産である書籍の散逸を防ぎ、その有効活用を図るため、遺贈・寄贈されたコレクションの受入れ、整理、保存、有効活用を行っている。

【参考】
武蔵野市 事務事業・補助金見直しについて