民主党代表選挙延期 当たり前の話だ

 野田代表の辞意表明を受けて民主党の新たな代表を決める代表選挙が22日に予定されていたが、延期すると報道されている。両議院総会で『行部が強引に消費税増税などを断行し、党が分裂したことが最大の敗因だと指摘し「(代表選の)日程にこだわらず、納得できるまで(選挙結果について)議論すべきだ」と要求。同様の意見が相次いだ。』(東京新聞12/20)のが理由。
 当たり前の話だ。そのことよりも、国会議員だけで決めようとしていることにも問題がある。


 26日に予定される国会での首相指名選挙に間に合わせるのが代表選挙を実施する理由だが、首相を民主党から選べるワケがないのだから、急ぐ必要はないはずだ。2009年の政権交代時、自民党は総裁を選出せず、若林正俊両院議員総会長(当時)に投票した例もある。
18817_399655273442679_27608100_n 今回のことだけでないが、どうも民主党という組織は国会議員のもの、国会議員のためにあると思っているフシがある。22日の代表選が発表された後、民主党の地方議員にも投票権を与えて決めるように東京、大阪、埼玉、神奈川の都道府県議有志が幹事長へ要望書を出している(画像:朝日新聞12/19)。
 東京都の民主党区市町村議員団でも、今年1月の党大会で代表選出に関する党規約が改正され、「任期途中で代表が欠けた場合には、代表選挙規則にもとづき、臨時党大会において代表を選出する」と任期途中での選出は臨時党大会での選出を原則とし、両院議員総会での選出を例外とするように改められていることから、臨時党大会を開催し、新代表の選出を行うこと、党再生へ向けて、総選挙の総括について、地方議員の意見・要望も含めて全党的に行うことを要望している。
 民主党は国会議員のものではなく、党員、サポーター、地方議員も含めての組織であり、ひろくは国民のためにあると考えるべきだろう。民主党の地方議員からは、減ってしまった国会議員だけで決めるのか、頭を冷やして出直すべき。民主党員ではない人からも、国民視点に立った反省なり総括がなければ、もはや存在すら危う。国民がもう頼りにしない政党になったのか? との意見をいただいている。
 さらに、ある自民党の地方議員の方からも、「自民党も同じ。自民党地方議員も国会議員の足軽みたい。足軽じゃなければ支店てとこ」との話も伺った。民主党だけの問題ではないようだが、政党とは何か、誰のためにあるのかのそもそもから考えるべきだ。その意味でも代表選挙を先延ばしして、じっくり議論して考えることが必要だ。民主党内部の内紛と報道されようが構わない。それが再生への一歩だと思う。