18区でも民主党惨敗で思うこと

 民主党は惨敗。予想されていたこととは言えショックだ。だが、民意であり結果が出た以上、真摯に受け止めある程度は新政権に任せることが必要だろう。新政権が実施する政策や事業は、良い悪いは別として、受け止めることになるのは他人事ではなく全国民で、それが選挙なのだ。新政権が、日本を少しでもいい方向に進めてくれることを期待したいと思う。

 民主党も解党的出直しが必要だ。地方議員も含めて選挙に有利だから民主党といったようは人は、もういなくなると思う。選挙互助会的な組織から党として何をめざすかを一から考え、次の政権を任せてもらえるようになるまで鍛えなおすべきだろう。民主党への批判は数多くあったが、何よりも党内のゴタゴタが最もみっともないと思っていた。政党のあり方から出直すべきで、どのようにしていくかは、一地方議員としても考えたいと思っている。

 武蔵野市をふくむ18区では菅直人さんが比例で滑り込みの当選となった。振り返れば、現実性を無視していろいろな政党が脱原発を主張したことで原発の是非が大きな争点とならず、主張が色あせてしまった気がしている。今止まっている原発は再稼動されていくのかもしれない。でも、やると約束した以上、私も含めて少しでもゼロへ向けて前進をしたいとも思っている。

 あれこれ言い訳していても仕方がないので、得票を分析してみて考えたことを書いてみたい。

 今回の得票結果は以下。数字は武蔵野市での得票数(武蔵野市選挙管理委員会発表)でその右のカッコ内は18区全体得票数だ(24年の数値のみ読売新聞から)。比較として前回(民主党への政権交代)、前々回(郵政選挙)の得票数も調べてみた。

◎平成24年12月16日
(候補者数:6。当日有権者数=116,627/投票率=67.10%)

1(当選)土屋正忠(70)元 自由民主党 26,833(18区 84,078)
2(比当)菅 直人(66)前 民主党 24,180(18区 73,942)
3    よこくめ 勝仁 男(31)前 無所属 10,170(18区 44,828)
4 五十嵐 かつや 男(45)新 日本維新の会 7,578(18区 28,837)
5 すぎむら やすゆき(43)新 日本未来の党 4,214(18区 15,873)
6 やなぎ 孝義(51)新 日本共産党 3,543 (18区 13,419)

○平成17年9月11日<郵政選挙>
(候補者数:3。当日有権者数=113,55/投票率=69.54%)

1(当選)菅 直人 民主党 38,129(18区 126,716)
2(比当)土屋 正忠 自由民主党 34,868(18区 118,879)
3 宮本 とおる 日本共産党 5,051(18区 21,542)

○平成21年8月30日<政権交代>
(候補者数:4。当日有権者数=115,882/投票率=69.03%)

1(当選)菅 直人 民主党 47,142(18区 163,446)
2 土屋 正忠 自由民主党 26,298(18区 88,325)
3 小泉 たみじ 日本共産党 5,018(18区 21,004)
4 森 こうじゅ 幸福実現党   445(18区 2,087)

 この数字を比較してみると、今回の選挙で当選した土屋さんの得票は、自民党へ大きな風がが吹いた平成17年の郵政選挙の時や前回平成21年の自民党への逆風があった時よりも票が少ないのに当選となっている。
 普通に考えれば、対抗馬である菅さんが余裕で勝たなくてはならない構図だが、菅さんの票は郵政選挙よりも票を減らしてしまった。その票がどこへ行ったかといえば、よこくめさんやすぎむらさんへ流れたと見るべきだろう。うがった見方をすれば、刺客が効果を出したともいえる。
 つまり、票数を見る限りでは、自民の土屋さんは、票を上積みしたのではなく、前回の逆風で得た票を手堅く固めたのに対して菅さんは、もともとの自らの票が離れてしまったことになる。その理由は民主党への裏切られ感からなのか、菅さん自身への反感なのかは分からないが結果は評価として受け止めるかしない。

 いずれにせよ、結果は結果。これから、離れてしまった気持ちを少しでも取り戻せるかを地道にやっていくしかないのだろう。それは、私も同じ気持ちだ。

【参考】
武蔵野市選挙管理委員会
 平成24年12月16日執行 衆議院議員選挙 開票結果(小選挙区選出)