釈然としないまたまたの新党

 
 嘉田滋賀県知事が「日本未来の党」を旗揚げするという。主張は理解できるが、今のこのタイミングではどうなんだと思う。それと、海千山千の人たちとの合流で大丈夫なのかな、とも思った。



 
 報道によると「日本未来の党」には、小沢一郎代表が率いる「国民の生活が第一」の他に「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」も合流を表明しているという。ようは民主党から離脱した人が多いようだ。
 朝日新聞(11/28)に『嘉田さんは絶えず現実主義者だった。小沢さんに利用されていることまでは織り込み済みでしょう。ただ、橋下さんのような大きな調整をして、『卒原発』路線から外れたら仲間からも見捨てられる』という鳥越皓之早大人間科学学術院教授のコメントがあったが、非常に意味深い。
 同じ記事に嘉田知事の支援者が知事選挙で当選したのは『周囲の理解と支援で実現したことだが、『自分に力がある』と思ってしまったのだろうか」といぶかった』とあることも考えさせられる。東京にいると嘉田知事の影響力がどのくらいあるのか分からないが、カンバンと考えればクリーンなイメージになるのは確か。選挙だけを考えればウマイ手法だなと思った。

 一方で『「選挙に勝つためだけの政党だ」(安倍晋三自民党総裁)などと一斉に「野合」批判を始めた。未来の党の主力が生活になることから「看板の掛け替え」という声も出そうだ』、『橋下氏は(中略)「新しい脱原発グループがどれだけ高い目標を掲げようと、絶対に実行できない。実行した経験がないからだ」とかみついた』(産経新聞11/28)など他の党からの批判も出ている。
「公約は膏薬。貼り替えれば効き目が出る」とは小沢代表の口癖と伝えられている。また、公約は選挙までと言われることもある。どちらが利用されているのかは分からないが、どうも釈然としないのも確かだ。結果的が良ければいいとは思うのだが。

 しかし、第三極がたくさん出てくるとどこが第三なのか、第四はあるのかと混乱してしまいそうだ。本来は二大政党以外が第三極の意味だが、二大になるか分からも分からないのだから…。政局は混乱することも確かもしれない。

【参考】
朝日新聞 琵琶湖発、未知の風 小沢氏合流に不安の声も