武蔵野市保育料審議会 見直し額を確定

 11月21日に武蔵野市の保育料審議会が開催され、見直し内容を含む答申の内容が決まった。全体的には値上げとなるが、低所得者層への値下げがあるのが特徴だ。第三子以降の保育料を無料にすることも盛り込まれている。今後、市長へ答申された後、保育料条例として議会が審議し可決すれば、来年4月1日から新たな保育料になる。

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 具体的な見直し額の概要は図のとおり(●マークから■マークの折れ線へと見直し)。3歳児未満の保育料がどのように見直されるかの図で、所得が上がるにつれ緩やかに値上げされていくことが分かる、

gaku 国の基準額や他の自治体と比べても保育料算定の基になる所得階層が非常に細かく29段階に分かれているのが武蔵野市の特徴であり、一概にいくら上がると言えないのがつらいところだ。また3歳児の保育料区分が加わり、3歳児未満、4・5歳児以上の三区分になっていることも特徴だ。

 見直される保育料は、3歳児未満では、低所得世帯で月額5200円から2000円にと3200円安くなるなど値下げになる層がある一方で、中高所得世帯では毎月1000円以上の値上げとなり、最大になるのは最高所得階層で月額5万7100円から9500円の値上げになる6万6600円までとなる。
 4・5歳児では低所得者層が5200円から1300円と最大で月額3900円安くなる層から最高所得層で月額2万8300円から3万4000円と5700円の値上げになる層がある。三鷹市、西東京市、杉並区と周辺自治体との比較もされていたが、最高額は武蔵野市が高いものの他の所得階層では一概に高い、安いとは判断できないものだった。逆に自治体によって、差があっていいものかと思えてしまうものだった。

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 答申の内容(文章)は、傍聴者に配布されず委員の手元にある案で議論していたため、内容は良く分からない。というよりも、分かりようがない。これでは傍聴している意味がないと思う。
 また、この日は前回に議論されていた保育料の具体的な見直し額が文書で配布された。内容は前回で確定しているので、この保育料についての議論はこの日には行われていないので、議論と配布文章にタイムラグが起きてしまう。
 傍聴を認めなかった前回に比べれば進歩しているとはいえ、これでは公開している意味がない。前回も文書を配布しないことについて傍聴者から委員長へ意見が出されていたが、このような手法は考え直すべきだ。

【資料】
武蔵野市保育料審議会 試算結果表他
 (年齢ごとの保育料案や委員会に寄せられた市民意見などがある)