公共施設白書説明会  何を見直すか

11月15日にあった武蔵野市の公共施設の現状や課題、今後についての説明会に参加した。市では公共施設白書を作成し、現状での維持費などのコストや今後かかるであろうコストなどを試算している。また、今後の税収が増える見込みがないと同時に高齢化社会による福祉関係の予算増が見込まれているため、財政状況はより厳しくなり、現状の公共施設の維持も難しくなる。縮小をせざるを得ないという大前提での説明会だった。

 


 

sihou 説明会では、市の担当者から、公共施設や財政状況の現状や課題を理解してもらい、市民と今後を考えたいために開催した。武蔵野市は早くから上下水道や学校などの整備を始めていたこともあり、現在では半数が建築後30年を経過している(※)など建替えも含めた更新時期も早く訪れる。一方で財政状況は良いとは見込まれない。さらに、高齢化が進むことなどで社会保障費がかさむことも予想されている。これらを考えると、今まで同じように公共施設を維持していくことが難しいと考えられていると説明会の前提についての話があり白書の内容などを説明。今後は、施設の縮小(総床面積の縮減)による費用の削減と施設の長寿命化を行うことで対応していきたいとしていた。
 その後、参加者から質問の受け付けたがひとつも質問がなく終了となった。説明会は、この日を含めて3回開催されており市報(画像)でも周知されていた。この日の参加者は8名。他の会場も同じような状況らしい。利用者であり納税者である市民が現状でどのように考えているのか気になった説明会だった。

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 現状ある情報を伝えようとしている努力は評価できることだ。質問がないことについて、参加者のひとりと立ち話をさせてもらったが、今後の財政状況や縮小しなくてはならにのは分かるが、具体的な施設名が出てこないと実感が出てこないと話されていた。私もそう思う。市としても具体的にどの施設を対象にするかは今後の検討であり決めていないとしているでの、現時点では仕方がないのだろう。

 しかし、市報の図にもあるように、公共施設の約半数は学校施設だ。説明でもあったが、今後は少子化が進むとしている。となれば、見直しは公共施設の見直しは、学校施設をどうするのかが大きな課題になり、統廃合を考えることが重要なポイントになることになる。
 学校施設の建替え時期は、今後10年程度はないとされているので、今すぐというわけではないが、そう遠い話でもない。今から考えおくべきことだろう。考えておく内容も単純になくすだけではなく、福祉など他の施設との複合にすることも選択肢にすべきだと思う。また、少子化を防ぐことも考えなくてはならないはずだ。
 公共施設の見直しは、武蔵野市の現状の見直しでもあり、将来を考えることに直結することになる。今後、より深く考える必要があるはずだ。

【参考】
今後の公共施設配置のあり方について─第五期基本構想・長期計画のたたき台─(PDF 1.7MB)