民主党の政策進捗報告会

11月11日にあった民主党の政策進捗報告会に参加した。民主党のマニフェストがどこまで進んだのかを報告するとの会だが、実質的には今の民主党が何をしているのかの説明や釈明をするというものだった。

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 今の民主党は、期待を裏切ってしまったことで評価は良くない。しかし、それでも実現したことはあるとの説明とマニフェストで示したものの実現できていないことなどを説明し会場から質問を受け、答えていくという内容だった。回答者は、直嶋正行副代表と長妻昭筆頭副幹事長。

 会場からは、経済成長や景気回復を優先しておこなうべき。歳入庁はどうなったか? 子ども手当てに魅力を感じて投票したが、年少者扶養控除がなくなったから実際には増えていないのではないか。高速道路無料化は止めたのか? 党内での意思決定の仕組みがどうなっているのか? 惨敗するであろう次の選挙で勝つには、社会保障と税の一体改革、脱原発、TPPを柱にすべきなどの発言が会場からあった。

 経済政調はそのとおりだと思っている。歳入丁は検討を進めている。子ども手当ては、扶養控除を差し引きすると、年収で1000万以下であればプラスになっている。1000万以上ではプラスもマイナスもある。もう少し詳しく伝えたい。高速道路無料化は、震災で財源が必要なので凍結しているが政策を止めたのではない。党内の意思決定の仕組みは、きちんと取り組みたい。2030年代に脱原発依存は決めている。アジア太平洋自由貿易圏を作りたい。これが最終目標でTPPはそのひとつ。大臣間では合意されており、より検討したいとなどの返答があった(聞き取った範囲なので正確ではありません)。

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 マニフェストは、作成するだけではなく、検証を行うことが重要だ。その意味ではこの会は意味があると思う。何よりも、マニフェストの検証はしたかことがなかったのがこれまでの政治。マニフェストは契約なのだから、批判と評価をいただきたいと考えたのがこの会。自民党はやったことがないことで、このようなことから新しい風土を作りたいとの思いでやっていると直嶋副代表から発言があったが、この点が最も重要だ。公約は選挙までのものという風土を変えていくことが、政治を変えていくことにもなるのだと思った。

 会場の参加者は、民主党の自治体議員や関係者が多いようで、この会を見ている限りでは、そう大きな批判の声はなかったように思う。完全に見切りをつけていない人もいるということだろうか。

 図は、当日配布された資料から特徴的なものをピックアップしたもの。子ども手当て(名称は変えられたが)、高校無償化、公共事業から社会保障、教育へと税金の使い道を変えていることを表している。

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元の資料はこちら。(スキャニングしたもの)

【参考】
民主党 政策進捗会  (他でも実施予定)