ミニ太陽光発電システムWSに参加  LEDも暖かな明かりに

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 藤野電力による「ミニ太陽光発電システム」の出張ワークショップに参加した。小型の太陽光パネルとバッテリーなどを自分で配線し完成するという内容。作業は簡単ですぐに完成した。20wパネルなので発電量は少ないものの、今後、活用していきたいと思う。エネルギーシフトはこのような小さな取り組みからも広がっていくのだろう。


 
 藤野電力は、福島原発の事故から中央集権型エネルギーから住民が自ら参加出来る自立分散型へ移行することを目的に発足した市民運動体。相模原市緑区藤野地区にある廃校をベースにして活動をしている。このようなワークショップによる「市民発電所」を広げることでエネルギーをシフトするだけではなく、自然を見直すことで豊かな地域にしていくを目標としている。

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mini05 難しい話は別の機会として、ワークショップで行う作業は、太陽光パネルとバッテリー、発電した電気を使う電球をつなぐという基本的なシステムに、太陽光パネルとバッテリーとの間に発電状況をランプで知らせ、バッテリーへの過充電を防ぎ、夜間など発電できていない時間帯にはバッテリーからの逆流を防ぐチャージコントローラーと呼ばれる機器と発電した電気を使いやすいように車のシガーライター・ソケットを接続するというもの。機器の接続には車の電気配線で使われるギボシ端子を使う。ハンダ付けなどの作業はなく車の配線をいじったことがあればすぐに理解できる簡単な内容だった。作業時間は、約二時間。手が慣れれば30分もかからないほど手軽なものだった。小学生の夏休みの宿題にもいいかもしれない。

 今回のシステムは20wという小型の太陽光パネルなので発電量は多くないため、電気を100vの交流に変換し家庭用電化製品を使うことまでは想定していないシステムだった。その代りといってはなんだが、直流の電気で点灯するLED電球がセットされていた。
mini03 太陽光パネルで発電される電気は12vの直流。これを家庭用の100v、さらに直流から交流に変圧すると電気の効率は悪くなる。そのままで点灯する電球のほうが効率がいいとの考え方からだ。
 この12vの直流というのは、車で使われる電圧と同じもので、車用の機器を流用できることになる。シガーライター・ソケットを組み込んでいたのは、このためだ。いろいろなアクセサリーがあるが、USB電源を出力できるものを使えば(今回のセットにも入っていた)、パソコンや携帯電話などへの充電ができるようになる。

 今回のように、出来上がったシステムを販売せずにワークショップで行うのは、電気を自ら作り出すことを実感し電気を考えて欲しいとの狙いがあるそうだ。実際に組み立ててみると、自分の電気との感覚が生まれ、無駄な電気を使わないようになることや太陽により発電することで自然のリズムが分かるようになり、自然の豊かさも実感するようになるという。この感覚は組み立てているだけでも感じたものだった。確かに金さえ出せば電気を得られる、あるは、電気はあって当たり前という感覚を変えることが、エネルギーシフへの大きな一歩になると思うと貴重な体験になると思った。
 化石燃料や原発の電気を使ってパソコンや携帯を使うのは後ろめたい気持ちになるが、これを使えば、少しは胸を張れそうな気がする。冷たい光に思えるLED電球の明りも、心なしか暖かになった気がした。

 まだ、自宅へ設置し「発電所」の本格稼働はしていないが、このマイ発電所を使い少しでも化石燃料の消費を減らしてみたいと思う。また、このような簡単で安価(参加費は材料費込みで約3万円)なシステムであれば防災用としても役に立つはずだ。他の用途も考えらてみたい。
 今回のワークショップは世田谷区にあるワーキングマザーたちによる親子でできるモノ&コトづくりの一つとして企画されたもの。このような手法ももっと広がってほしいとも思った。

【参考】藤野電力 

写真は上から
・電球が点灯した瞬間
・キットの内容
・チャージコントローラー
・12v直流電球。これだけが異色。入手が容易になれば、太陽光パネルの普及も広がると思う
・ワークショップの雰囲気。親子連れでの参加者もいて、わきあいあいでの作業だった

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