民主党の立ち位置

 民主党の代表に野田首相が再選された。私は、野田総理に一票を投じたが、理由は首相を毎年のように変えるべきではないこと、他の候補者に入れようと思うだけの気持ちが出なかった消去法による選択だ。原発ゼロを閣議決定しないことでの不信感があるが、今後に期待をするしかないと思っている。

 9月22日の朝日新聞オピニオン欄に『「新しい公共」で民主党再び』とタイトルされた民主党の松井孝治参議院議員(元内閣官房副長官)のインタビューが掲載されていた。
 
 そこには、これまでの失敗についての指摘に他に『民主党はいったん失った理念を党内で再び共有し、国民に示すところから始めるべきです。具体的には、対人サービス分野を中心に、自助の自民党、公助の社民党と異なり、共助を厚くして公助と共助を再編した「新しい公共」で社会を支える姿勢を示すべきです』との見解が記されていた。

 私もそう思った。もしくは市場経済を否定しない社会民主主義かもしれない。今だからこそ、自民党では選挙に出れない、勝てないから民主党といったような選挙互助会政党から脱却すべきなのだと思う。維新が維新八策にこだわるこのことがあるからだろう。当選目当ての寄せ集めでは、同じ運命だからだ。
 
 
 今回の代表選挙で他の候補の批判はもっともであり、指摘されていたことを改善しないことにはこれからの民主党はないと思う。また、民主党内では、綱領を作る動きがあるが、それされも表に出てこない。政党として最も大切なことなのにだ。
 
 国会の政争の今後は混沌としている。そのこともタイヘンだろうが、再選を機会に足元から民主党を考え直すことも新たな代表には考えてもらいたい。民主党の立ち位置を明確にすべきだ。