旧桜堤小体育館 再使用を求める陳情は意見つきで可決

 9月11日の市議会文教委員会で継続審議となっていた「旧桜堤小体育館の速やかな使用再開に関する陳情」が「桜野小学校の児童数増加を踏まえ、全体計画並びに財政勘案の上善処されたい」」との意見を付けて採択(可決)となった。委員会での賛否は割れ、賛成理由は、新しいものを作るのではなく今あるものを大切に使うとの考えから。反対理由は、解体し次のステージに進むほうが市民の利益になるというものだった。

 



 審議では、長期的に使うことや建て直しを求める意見はなく、今ある体育館にどの程度の費用をかけ、どの程度、使い続けられるかがポイントになったと思う。
 先の委員会でも示されていた修繕費用の3000万円の内訳は、天井の木毛板をグラスウールに取替え耐震補強も行う、いわばフルセットの修繕内容だ。修繕することにより、5年~15程度は使えるだろう。ただし、耐震の設計や工事で1年半程度の期間が必要になるとの見込みが答弁ではあった。
 他にも、木毛板を取り替えずネットをかけて落下防止を行う簡易な修繕工事であれば1800万円程度の修繕費でできる。ただし、ネットの耐用年数から5年程度の使用になるとの見込みも示されていた。
 また、体育館は二中の施設として使用していることから学校施設開放ではなく、一般的な体育館として新たな施設を建設するとなると、現状の用途地域からは建設できない課題も示されていた。
 
 陳情に反対したのは、むさしの未来会派。他会派は賛成だった(会派構成はこちらを参照)。

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 第五期長期計画(総合計画)では、「旧桜堤小学校跡地を利用し武蔵境駅圏に運動広場を設置する」とされている。しかし、この桜堤小はどこまでの範囲なのかも考える必要があると思う。長期計画の審議でも体育館についての議論はなかったからだ。体育館は西側に端にある。敷地の中央に位置していれば、グランドにするさいには問題になるが、今の位置であれば、体育館を残してもグランド利用も可能だろう。何よりもスポーツ施設はグランドだけでなはないはず。雨天も考えれば体育館の必要性もあるはずだ。
 審議のなかで解体費用の質問があり、約2700万円との答弁があった。修繕すれば約3000万円(もしくはもっと安価)。解体したら2700万円という額を天秤にかければ、もったいない精神で可能な限り使っていくことを選択すべきだと思う。新たに建設するのではないのだ。

【参考】
取り壊しか? 旧桜堤小体育館 使用再開を求める陳情は継続に

旧西部図書館と旧桜堤小の体育館の現状

旧桜堤小体育館 結局は取り壊しへ

旧桜堤小体育館の場所はこちら