し尿処理施設 湖南衛生組合の今後

 8月22日の市議会厚生委員会で湖南衛生組合のし尿処理事業のあり方についての行政報告があった。かつては汲み取り式トイレが多かったことからし尿処理の必要性は高かったが、現在では下水が普及したことで、処理する量が激減している。一方で施設の老朽化から、平成27年度までに新施設の整備を行う必要があることから、今後の施設をどうすべきか検討してきた結果の報告だ。



 湖南衛生組合は、武蔵野市、小金井市、小平市、東大和市、武蔵村山市で構成され、それぞれの市内の汲み取り式トイレなどのし尿を処理している。処理事業は、昭和38年から開始。最大時には、日量609キロリットルを処理できる施設となったが、現在では日量3.98キロリットル(22年度)と激減している。下水道の普及やトイレの水洗化が減っているのが理由だ。建築現場やイベントなどでの仮設トイレの必要性があり処理をなくすことはできないため、今後の施設をどうすべきかが課題となっていた。
 報告によると、今後予想されている日量3.7キロリットルに対応できる小規模な施設とすること。処理場の面積は約7万4000平米あるが、小規模な施設以外の土地、約4万平米を売却することで約8億円と想定されている古い施設の撤去費や新施設建設費に充当したいとしていた。施設内にある菖蒲園は残す方向としていた。

 昔は汲み取り式トイレは多かったが、今ではほとんど残っていない。武蔵野市内での汲み取り式トイレは4軒(22年度決算時)のみだ。しかし、確かにし尿処理施設をなくすこともできないだろう。この方針は納得ができるものだ。

【資料】
2012年08月22日厚生_湖南衛生組合のし尿処理事業のあり方及び土地利用について.pdf