学童保育とつながり

6月3日に開催された全国学童保育指導員学校(南関東会場)で「今あらためて問う、学童保育とは~つながりの中で育ちあう」をテーマに山本博美さん(埼玉県草加市指導員)の講演を聞いた。800名を超える参加者の中、日々の学童保育の中で子どもに気がつかされる子育てや子どもの育つ環境について多くの話をされていた。主に指導員向けの話だが、保護者や行政、議員としても参考になることが多かった。

最近では、鉄道関連会社が駅近くで「学童保育」を運営していたり、学習塾や医療法人による運営も増え、家庭と同じ環境をセールスポイントにしている。勉強などを教えたり、晩ご飯があるところもある。家に帰ったら寝るだけのようなことさえある状況だ。

その一方で、全児童対策(武蔵野市ではあそべえ)の広がりもある。子どもは忙しい。中で学童保育とは何か。指導員の仕事は何かが講演の要旨だったと思う。

印象に残っているのは、 山本さんが子どもに向き合うだけではなく、保護者との関係を深めること。保護者同士をつなげていくことも重要。先の震災でもこのことをあらためて知ったと話されていたことだ。保護者の関心がないと言わないで、関心をもたれるように努力をしましょうとの話もあった。

学童保育は、子どもを預かっていればいい。安全でさえあればいいのではないということ。保護者をつなげることは地域コミュニティへもつながることなる。指導員の仕事は重要だ。
しかし、非正規雇用など不安定な雇用の問題もあると講演に先立っての基調報告であった。このことを保護者も行政も議会も理解することが必要なのだろう。指導員にはそのための努力も、との話があったが、これは指導員が考えていくべきことだろう。
そして、子育ては誰かの助けが必要になもの。助けられたら他の人や次の世代に返していきたいもの、との話もあった。これは保護者が考えておくべきこと。私も含めて。

余談だが、この日は裏方としての参加で、たまたま講演を聞くができた。私の子どもが学童を卒所して10年になるが、あらためていいものだなぁとも思った一日だった。