自民党「脱原発」をやめる 民主党は?

 自民党の総合エネルギー政策特命委員会が最終報告へのたたき台案で、「脱原発は不可避」との文言を削除した(毎日新聞2012年05月22日)。もともと原発への態度は先送りだったが、脱原発ではなく推進へ近づいたということだろう。対する民主党。自民党とたいして変わらないように思えるが、2012年の活動方針には、『脱原発依存社会に向けたエネルギー政策の確立、地域主権改革を推進します』とあった。

 活動方針は、2012年1月16日の定期党大会で決定されたもの。

『党運営にあたっては、党内融和・一致結束のもと、党における意思疎通と対話、連携を進めていきます』、『民主党は、これまでの歩みを教訓として学び、至らないところ、力不足のところなど、国民のみなさまからの厳しい叱咤を真摯に受け止めながら、党と政権が一体となって困難な課題に挑戦していかなければなりません』との前段の後に続く政策で、『日本経済の再生・雇用の建て直しを進めます』の次に『平成24年度予算及び関連法案の速やかな成立と執行を図るとともに、社会保障・税一体改革、脱原発依存社会に向けたエネルギー政策の確立、地域主権改革を推進します』と記されていた。
 順番から考えれば、最重要テーマになる。

 それなのに、どうしたんだ民主党! と思ってしまう。

 党内のゴタゴタはもう御免。それよりも、自民党が脱原発を捨てようとしている以上、期間の議論は必要としても、民主党は脱原発へと明確に舵を切るべきだ。活動方針にはそう書いてあるのではないだろうか。自民党がどうのこうのではなく、国民の生活が第一と考えて。