まちの余裕

NCM_0037 先日、自由が丘駅近くをふらふら散歩していたら、おそらくは河川の上に作ったであろう細長いオープンスペースが続いている空間に出くわした。いいなぁと思ったのは、このスペースに面してちょっと高級そうな店が並んでいることよりも、座り心地の良さそうなベンチがたくさん置いてあったことだ。


 ベンチに居座られることや周辺の飲食店へお客が入らなくなることを嫌がってか、ベンチを置かなかったり、置いても腰掛け程度の短時間専用的じゃないだろうか。どちらかといえば、座っていることが迷惑だぞ、という冷たく硬い意思を感じる石のベンチが多いように思う。
 このスペースは正反対に思えたから、なんとく良い気持ちになってしまった。
 
 このスペースで思い出したのがブエノスアイレス。以前、旅の途中でふらふらと散歩していた時、このようなスペースがあちらこちらにあり、夕刻にはたくさんの人がでてきて談笑している風景を思い起こしたからだ。効率的なまちづくりは必要だけど、こんな余裕があるほうが、まちにはいいのだよなと思う。もちろん、使う側の節度も問われるのだけど。

 こんなベンチでビールが飲みたい! と思ったけど、困ったことにこの日は肌寒い陽気。諦めることにした。残念だったなぁ。いい天気の日なら良かったのに。