立川市議会による議会報告会

 4月28日に行われた立川市議会による議会報告会を拝見させていただいた。80名定員の会場がいっぱいになるほどで関心の高さを伺わせていた。課題はあると思うが、参考になった報告会だった。



 議会報告会の時間は、二時間。前半を予算委員会や常任委員会の委員長から議会での審議経過などを説明。後半を参加者が質問内容を記した用紙を回収したうえで、議会側から返答するという構成だった。議会からの報告への質問、それも、ある程度整理してからの返答となるので、議員数を減らせ、報酬が高すぎるといったよくある質問がなく、議会での議論や課題にたいして議会がどのような判断をしているかが分かるような内容となっていた。会場で取り上げられなかった質問には、後日、文書で回答するという。
 また、会場での受け付けなども含め議会事務局の手を借りず議員のみで会場進行を行っていた。議会報告会の形式としては参考になる例だと思う。

 しかしその反面、市民側が何を求めているのか、議会に何を議論してもらいたいと考えていること分からないことや報告に時間の半分を使っていたことで、市民との議論にはならなかったように思えた。また、議会審議で何が争点になっていて、なぜ、このような結論になったのかもこの報告会を聞く限りでは分からなかった。

tatikawa とはいえ、議会報告会を行う、行わないの間には大きな差がある。ステップとしてはひとつかも知れないが、議会改革全体から考えれば大きな一歩だろう。ここまで来るのに4年がかかっているとされていたが、その道筋には、きっと、いろいろな苦労や議論があったのだとも思う。議会報告会を開催したことへは、敬意を表したい。

 議会による議会報告会は、私の知る限りでは都内で多摩市議会に続く二例目だと思う。立川市議会の一歩が他の議会にも広がって欲しい。もちろん、武蔵野市議会にもだ。
 武蔵野市議会では、議会改革の懇談会が定期的に開かれているが、この先に議会報告会を行うべきかが議論されるだろう。今回の報告会を参考にさせていただきたいと思う。この場を借りて、議会報告会を見させていただいた立川市議会に感謝いたします。