原発事故で伏せられている情報とは  菅谷松本市長のインタビューから

 金融ファクシミリ新聞は、原発事故への政府の対応について菅谷昭松本市長へインタビューを行っている。この記事を読むと、原発の再稼動なんて考えるべきではないと思えた。


 菅谷市長は、インタビューで『ストロンチウムについての情報だが、仮に政府がその情報を持っていて、敢えて表に出さないのであれば、それは隠蔽だ。また、甲状腺がんを引き起こす原因となる放射性ヨウ素の汚染マップも出されていない』、『今回の事故で放出された放射性物質はチェノブイル事故の時の10分の1~2程度と言われていたが、この図(※)を見ると、むしろ福島の方が汚染度合いは高い』などと興味深い見識を示している。そして、政府の対応への疑問も投げかけている。詳しくは、記事をご一読いただきたい。

 政府は関西電力大飯原子力発電所の再稼動を進めようとしている。原発事故に誰も責任を取らず、補償も決まらないなかでだ。さらに言えば、原発からのゴミ(放射性廃棄物)の行き場もない。そのような状況で、なぜ再稼動を急ぐのか。ウラに何かあるのではと勘ぐってしまうほどだ。

 チェルノブイリ原発事故での5年にわたる医療支援の経験を持つ菅谷市長の言葉には重みがある。政府はもっと真剣に原発事故と向き合うべきだ。末端の民主党党員として、痛切に思った。
 

※菅谷市長著「これから100年放射能と付き合うために」(亜紀書房)に掲載。金融ファクシミリ新聞にもある

【参考】
金融ファクシミリ新聞  政府、汚染の深刻さを未だ理解せず