武蔵野市内の民家で放射性物質のラジウム検出

 毎日新聞が『文部科学省は9日、東京都武蔵野市の個人宅の庭から、放射性物質のラジウム226が検出され、業者が汚染土を除去したと発表した』と報道している。個人宅の敷地外での放射線被害については、自然界と同じレベルのため、恐れはないとしている(<放射性物質>庭からラジウム検出、汚染土除去…東京毎日新聞 3月9日(金)19時52分配信)。


 除去前の放射線量は地上40cmで毎時1.35マイクロシーベルト。住人が測定したところ、放射線量が高かったことで判明した。なぜ、ラジウムがあったのかなどの詳細は不明。

 ラジウム226は世田谷の民家で見つかった放射性物質と同じもので、かつては夜光塗料などに使われていた。国際がん研究機関(IARC)は発がん性を勧告している(msn産経ニュース2011.10.14 「ラジウムはがん治療、夜光塗料にも利用」)。
 また、原子力百科事典にある「夜光塗料による放射線がんの発生 (09-03-01-10)」では、『1900年代の初めからアメリカで主として夜光時計用に用いられていた。使われていたラジウムの量は1個当たり3.7キロベクレル(kBq)から100キロベクレル程度と言われている。夜光時計を製造していたのはラジウムダイアルペインターと呼ばれていた女子作業員で、とくに、抜歯をした後に顔が腫れたり、貧血、白血球の減少、感染症などで亡くなる人も出た。その後、しばらく経ってからも骨がんや骨折が多発した。1929年、MartlandとHumphriesは骨肉腫の発生を報告し、その後数多くの障害が明らかにされた。』とされている。

 現状では大きな危険性はないようだ。この件について、武蔵野市からの情報は議員には届いていない。何かあれば続報します。
 もしかすると、他にも同じように気づかれないままの放射性物質があるのかもしれない。東日本大震災から明日で一年。今回は原発事故とは関係がないが放射線についての関心が高まったことで分かったものだろう。原子力の利用について、再考すべきなのは確かだ。

【参考】
文部科学省 個人宅における放射性汚染土壌の発見について