北町保育園に雨水貯留層設置工事へ  北町の水害対策対策で  

 2月7日の市議会建設委員会で北町保育園の建替えに伴う雨水貯留槽の設置についての行政報告があった。報告によると、平成24年度に設計を行う25年度に着工、26年度末に完成を予定。完成することによってゲリラ豪雨のさい、床上浸水する家屋が54件から27件に減少されることが見込まれている。

 雨水貯留槽が設置されるのは現在の北町保育園がある場所。これまでにもゲリラ豪雨が起きると水害が発生してきており、抜本的な対策が求められていた。保育園が隣地に移転することが決まったことから、跡地に建設することが可能となった。貯留規模は、南北27m、東西30.5m、深さ15mで4500立方メートル。完成後の地上部は保育園の園庭となる。
 完成すると平成20年9月7日に府中で発生したゲリラ豪雨、一時間当たり41.5mm、総降雨量48.5mmを想定した場合、現況の床上浸水面積1万300平米、床上浸水件数54件から床上浸水面積6600平米、床上浸水件数27件になると想定されている。
 市ではさらに五日市街道と成蹊通りの地下に雨水貯留管の埋設を計画しており、これが完成すると床上浸水面積と床上浸水件数が上記の想定上ではゼロになると計算されている。ただし、貯留管設置工事は、貯留管を入れる場所が見つかっていないなどの課題があり現状では具体化していない。

 委員会では、当初は6000立方メートルとなっていたがなぜ縮小されたのか。少なくすることで下流となる東町への影響が出るのではないかとの質問があった。答弁は、6000は確定した数値ではなかった。平成23年に流量の調査を行い新たなシュミレーションをした結果で縮小した。保育園で使える園庭規模(貯留層の地上部は園庭になる)、移転の工事期間、工事ができる機関が2年しかなく生活道路へ重機を考えることなどを配慮した結果で4500となった。
 また、あくまでもゲリラ豪雨対策であって下水道全体を改善するには、下水本管の再整備などが必要としていた。
 貯留槽は、24年度に基本設計を行い26年度末に工事が終了する予定。

【資料】】
2012年02月07日建設_北町保育園建替えに伴う雨水貯留槽設置計画について.pdf