武蔵野市の高さ制限 商業地で基本は60mに

takasa01 2月7日の市議会建設委員会で市内の建築物の高さ制限についての行政報告があった。高さ制限は、これまでにも市内で大型マンションが建築されるさいに問題となっていたが、この規制が実施されることになれば、商業地域で60メートルまでになることになる。ただし、商業地域の一部分については、総合設計制度により緩和される可能性があるとしていた。



 行政報告の資料には高さ制限の数値についての考え方として以下が示され、現在の容積率に合わせて具体的な高さも示されていた。

高さの最高限度の制限値
①「武蔵野市都市計画マスタープランに示す土地利用方針及び現況の土地利用の状況を踏まえ、地域特性にあわせた制限値を導入する。
②標準的な建築計画において現行規制と同程度の容積率を充足できる制限値にする。
③これまで「武蔵野市宅地開発等に関する指導要綱Jや「武蔵野市まちづくり条例」に基づき指導してきた地上部の緑地や空地の確保が可能な制限値にする。
④既存不適格建築物の発生状況を踏まえた制限値にするー
⑤商業地域については、経済活動を阻害しない制限値とする。

 上記の5つの方針に基づき、想定制限値を以下のとおりとする。今後詳細な分析を行い、地区ごとに制限値を検討する。分析の結果によっては想定制限値よりも高い制限値又は低い制限値とすることもある。

●高さの最高限度の想定制限値

 指定容積率/想定制限値

 200% / 18~24 メートル程度(6~8階建て程度)
 300% / 21~27 メートル程度(7~9階建て程度)
 400%以上(商業地織)/30~60メートル程度

 ただし、総合設計制度の取り扱いとして下記のようになっている。

 原則として、総合設計制度による高さの最高限度の緩和は認めない。ただし、「武蔵野市都市計画マスタープランに定められた駅前の高度利用商業地域の一部においては、商業地としての高度利用を特に促進するため、オープンスペースの確保によるまちの魅力づくりや防災性の向上に寄与する建築計画については、武蔵野市の市街地像のイメージ(図1参照)を大きく乱さない範囲において、総合設計制度による高さの最高限度の緩和を認めることとする。

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 総合設計制度は、敷地内に公園や公共施設を設ける代わりに高さや容積率、斜線制限などを緩和するもの。三鷹駅北口のツインタワーも駐輪場や公開空地の提供があったことから100mを超えている。
 考え方としては、現行の武蔵野市の街並みを基準として今以上に高層建築物を作らないようにするいうものだ。ツインタワーなどすでにある既存の高層建築物については、規制がかからないようにしている。住宅地などはすでに10メートルの規制がかかっている。
 今後、説明会などを実施し平成25年夏に都市計画決定を行い実施される予定。商業地域の一部では総合設計度によりこの高さ制限を超える建築物ができる可能性があるとしているが、具体的な場所については想定されていないとしていた。

【参考】
2012年02月07日建設_武蔵野市建築物の高さ最高限度の導入に関する基本方針案