『橋下徹氏の嘘と美徳』 神谷吹田市議のブログから

吹田市議会議員の神谷宗幣さんが、自身の活動ブログに『橋下徹氏の嘘と美徳』という記事を書いている。今、全国的に注目されている橋下市長が国のしくみを変えると主張しているが、『その話は、私が二年前、維新の会をつくる時に知事に直訴した内容そのものじゃないか!とプチ切れした。その時橋下氏は、「大阪の知事の分際で国のかたちに口を出すなどおこがましい。そんなことは知事の仕事ではない。君(神谷)も市会議員なんだから、国のこととかいうまえに吹田をなんとかしろ。」と私に言われ、こんな考えじゃ一緒にできない、橋下氏に期待していた分、ずいぶんとがっかりしたことを思い出した』というのだ。

 ほかにもいくつか事例を書いている。当事者ではないので、事実関係やこの主張が正しいのか分からない。だが、神谷さんがあえてこうして書いていることは、よくよく考えてみたい。

 主義主張をいつまでも頑なに守ることが必ずしもいいとは思わないが、目先の利益、例えば選挙目当てで主張をその場のやっつけ仕事で作るようなことはすべきではないはずだ。やっつけ仕事で当選した政治家や政党は、次の選挙で痛い目にあえばそれでオシマイかもしれないが、現実の被害を受けるのは住民だろう。政策の大きな方向性、ビジョンは長期的な視野に立ち、基本方向は守るべきだと思う。それをどのように具体化していくかの海図が本来のマニフェストであるはずで、それを選ぶのが選挙と本当はなると思うからだ。

 マニフェストではないが、橋下市長が選挙時に主張していたことは、細かなことには疑問が残るが、着眼点は分かりやすいと思っていた。それが、本当に思い描いている社会へ向かうためのものなのか、それとも目先のことなのか。神谷さんのブログを読み、どのような社会を思い描いているのだろうか。本当の狙いは何か別にあるのか、と思ってしまった。

 現在、政党マニフェストの信用度はガタ落ちしている。民主党の責任は大きいが、マニフェストという前の公約だってきっちりと守られたことがあったのかも考えておくべきだ。マニフェスト違反との主張があるが、公約なんてたいしたことがないと言い切った首相がいた政党はどこなのだろうと思う。自分たちがやってこなかったことを選挙目当てに批判するのは、それこそ、大儀がたたない。そんな政治では日本の将来はどうなるのか、とも思う。目先のこと、選挙目当ての政策。そこに政治不信の根があるのではないだろうか。

 国の総選挙が今年にもあるかもしれないという今の政治状況下で、将来をどのように描いているのか。選挙目当て、目先のこと、揚げ足取りではない“大政治”が今こそ必要。そのことを有権者は考え判断しなくてはならないとも思った印象深いブログだ。ぜひお読みください。