三郷で子どもの尿からセシウム検出 

「放射能から子ども達を守ろう、みさと」が体内の放射性物質を測るための尿・母乳検査を実施致したところ、0.18~0.51ベクレル(Bq)/Lのセシウム134と0.19~0.53Bq/Lのセシウム137が検出されたと発表した



 検査は同会の会員を中心に18名を対象として2011年10月中旬に実施したもの。3人の大人と3~10才の子ども15人が検査を受けた。検査機関は、株式会社理研分析センター。検出限界値は0.15Bq。

 この検査で注目したいのは、いわゆるホットスポットと呼ばれる地域での検査であったこと。微量でも高い放射線量があるところではより注意することが重要になることが分かる。
 もうひとつは、放射能対策を行っていたかもデータとなっていることだ。検査を受けた人を「A:最も初期から対策を取っていたグループ。13名」、「B:初期には何もしていなかったが、6月ごろ(三郷がホットスポットと分かった頃)から対策を取り始めたグループ。2名」、「C:検査時期まで何らの対策も取らなかったグループ。3名」と分けている。その結果、Aグループから1名、Bグループから2名、Cグループから2名が検出されていた(※)。
 今回の結果からは、同じ家族で同じ対応をしていても検出されたケースと検出されなかったケースがあったこと。大人から検出されず、子どものみから検出されていたことも分かる。

 サンプル数が全体で18名と多くはないので、今回の検査による傾向が確定したとは思わない。だが、何が正解かは分からないものの、放射能対策はできることをやっていくしかない、と思える結果だった。Bq数は低くても子どもの体が小さいことを考えれば、大人に比べるとこの数値はより深刻になると考えていくべきだ(※2)。原発事故は決して収束したのではない。特に内部被爆はこれからも注意深くするべきだろう。
 

※セシウム134と137が同時に検出されているがBグループの1名だけが137だけの検出だった。
※2 体重50kgの大人の1Bq/Lと10kgの子どもの1Bq/Lでは分母となる体の大きさが5倍違うので実質数値は5倍と考えるべき。子どもにとっては5Bq/Lと同じとの意味。

 この情報は市民の方から教えていただいたもの。この場で感謝申し上げます。

【参考】
放射能から子ども達を守ろう-みさと
埼玉新聞 三郷の子の尿からセシウム 15人中5人