サンヴァリエ桜堤で若干高めの放射線量検出

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 武蔵野市桜堤にあるサンヴァリエ桜堤内の公園で毎時0.18マイクロシーベルトの空間放射線量が計測された。武蔵野市の暫定基準値、毎時0.23マイクロシーベルトを下回ってはいるものの空間放射線量に比べると高めの数値となっていた。

 計測された箇所は、12号棟の北にある公園の樹木。根の周りの地表面のみが高めとなっていた。この箇所は市が測定しており、毎時0.18マイクロシーベルトの結果となっている。この公園の管理者であるUR(独立行政法人都市再生機構)は、暫定基準値を下回っているものの緊急対応としてカラーコーンを使い立ち入り禁止の措置を行っている。今後、除染をするかどうかは未定だ。

 この公園の中央部分を計ってみた。地表から1mの高さでは毎時約0.07マイクロシーベルトだった(ホリバradi使用)。他の樹木の根の周辺でも計測しても高い数値が計測されなかったことを考えれば、この木の根元だけのごく狭い範囲だけが高めになっていると考えられる。

 しかし、気になったのは、立ち入り禁止にしていることはいいとしても、なぜ、立ち入り禁止なのかを表示していないかだ。子どもが遊ぶ場所と考えれば、大人が近づかないように配慮すればいいだけのこと。理由が分からないと、単に樹木の剪定準備で囲っているだけと思ってしまわないか。子どもが近づいても、誰も注意できないのではないか、と思ってしまった。団地内の掲示板に放射線量のお知らせがあるが、団地以外の人には理由が伝わらないと思った。このことについてURの北多摩住宅管理センターに確認したところ、この箇所にも掲示をしたいとの返事だった。

 また、私有地の除染をどうすべきかの課題も残る。sun1

 暫定基準値を超えれば市がなんらかの注意喚起を強くできるだろうが、このような微妙な数値では土地所有者の判断で対応が決まってしまう。サンヴァリエ桜堤の場合は、URが対応したのでまだいいが、計測するしないは所有者の判断が基本だ。また、放射線への知識がない所有者、あるいは、風評被害を恐れて隠してしまった場合、第三者が気が付かないで放射線量の高い場所に近づいてしまう可能性を否定できないし除染をするしないも所有者の判断しだいとなっているからだ。
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 暫定基準値を超えていないとはいえ、原発事故に由来する放射線はなるべく浴びないほうがいい。そう考えれば、高めの箇所でも近づかない対応は必要だ。そのためにも、今回のような情報を共有できるようなことができないだろうか。私有地の公園は他に多くある。
 そして、何よりも受け取る側には冷静に判断することも求められている。

 暫定基準を超えない高めの放射線。でも、考えさせられることはたくさんある。

(写真上から)
計測された箇所。
私の測定器の数値
団地内の掲示板にあるお知らせ