「テレビだからどうだっていいじゃん」

BLOGOSに日本民間放送連盟(民放連)が主催するメディア・リテラシーについて考えるシンポジウムを伝えている記事があった。情報を確かめる重要性を子どもに教えようとしたところ、「テレビだからどうだっていいじゃん」と言い返されたという実践例を紹介していた。子どもは良く分かっているというべきか、それとも大人が考え直さなければならないのか。

 BLOGOSには

子供達に実際に番組を作ってもらうという企画をしたんですね。水族館に取材に行って、それを番組にしたんです。その水族館にいる魚の数をちゃんと職員の人に確認しないで『この水族館には魚が何万匹います』ってナレーションを入れようとしていたんです。『それっておかしいでしょ』って放送局の人が指摘したら、その子供は『テレビなんだから、どうだっていいじゃん!』と答えた。その局の人は、非常にショックを受けたということでした

というエピソードが伝えられている。

 やらせ問題などで批判されることが多いテレビだが、いつしかそんなものだと思われている、自業自得ということだろうか。しかし、ことはテレビだけではないはずだ。マスメディア全般に表面だけしか伝えていないことや独自の切り口が少ないこと、記者クラブの問題など多くの指摘がされている。でも、そのなかにあっても確かなことを伝えようとしていることはあると思う。それを受け手が理解し入手できるか、つまり、リテラシーが重要になるということだが…。
 行政によくある何が重要なのか分かり難い平坦な発信手法(事実は伝えているが、発信することが目的になり、誰のため、何がポイントなのかを考えていない手法)もどうかと思うが、事実が期待されていないのは大きな問題だ。記事によればこのシンポジウムで解決策は示されていなかったようだが、まずはメディア自ら変わることが何よりも必要だろう。
 それにしても、今どきの子どもは、さすがというべきだろうか。 
 
【参考】
BLOGOS 「テレビだからどうだっていいじゃん」子供に言われてショック 民放連が“メディア・リテラシー”のシンポジウム