今時の山小屋は再生可能エネルギーのオールスター    他でもできないかな

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 今年の夏に八ヶ岳の硫黄岳に登ってきた。遠方を望む風景と都心の暑さが伝えられるなか、長袖を着ていないとならない涼しさで体が生き返ったかのように思えた短い旅だった。本当は、いくつかのピークを歩こうと思っていたのだが、硫黄岳で満足、というより体力の衰えを感じて、すごすごと下山して麓の温泉を目指すというユルイ山登りでもあった。

 さて山の話は別として、尾根筋にある山小屋は別として、山のなかにあった山小屋には太陽光パネルと風力発電装置、さらには水力発電装置までも持っていたのは驚かされた。

ioudake03 もともと灯油などを燃料とするランプを使うこともあり電気は必要としていないのが山小屋だ。しかし、電気も時としては必要となるは時代の流れなのだろう。電気が引かれていないのだから、電気を使うのであれば発電しなくてはならないのは当然のこととして、原発が問題視されているなか、再生可能エネルギーがオールスターズ的に並んでいる姿は圧巻だった。化石燃料を使った発電機を使うよりもはるかにいいな、と思ってしまった。

ioudake04 山小屋で再生可能エネルギーを使っていることは、し尿を処理する浄化槽への電力としも考えられており、自治体からの補助金も出されていることから実現している。また、水力は山小屋の近くに水量のある小川が流れていることが幸いしているのだが、再生可能エネルギーを複数活用するような取り組みが山小屋以外でももっとできるのではないだろうか。蓄電をどうするか、どの程度の電気量が必要なのかなど細かな課題はあるにしても、可能性は大きいと思う。

 縄文杉トレッキングなど有名な屋久島は、じつはほとんどの電力を水力で発電していることをご存知だろうか。しかも、屋久島電工という民間会社がその電力を作っている。九州電力に頼らず、再生可能エネルギーを中心として電気の自立をしていることになる。
 屋久島は島だから、という特異性があるのかもしれないが、水力を使える地域であれば、今以上に再生可能エネルギーを活用していくことができるのではないだろうか。ioudake01

 と、帰りの温泉に浸かりながら、脱原発として、ふと思ってしまった。このことだけではなく、体力を何とかしなくちゃなぁ、硫黄岳では山ガールに出会えなかったなぁというしょうもない雑念もありましたが。

写真は上から
・尾根筋にある山小屋(水力はなく、太陽光と風力)
・風力、太陽光、水力を利用しているハイブリット発電山小屋
・水力発電機がある沢筋の小屋。豊富な水量が幸いでしている
・硫黄岳頂上