【視察報告】六本木ヒルズの自家発電装置 

 六本木ヒルズの自家発電装置を視察してきた。自家発電装置は、超高層ビルである森タワーだけではなく周辺の地域、約11ヘクタールも含めて対象にしているもので4万kwの発電能力がある。特殊な例かもしれないが、東電頼みの発電も考え直していいのでは、と思った。

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 発電を行っているのは六本木エネルギーサービス株式会社。燃料は都市ガスで予備として重油による発電装置も持っている。さらに、東電からの電力を受けることも可能だ。現在では、逆に売電を行っている。

 六本木ヒルズには、ゴールドマンサックスなど外資系企業のオフィスがあるが、これは、停電にならないことが何よりの理由なのだそうだ。一瞬でも停まることでの損失を考えているとの話だった。逆に言えば、このような電気への投資が六本木ヒルズのウリともなっているわけだ。

 ウリとはなるが巨額の投資が必要になる。そのため、収益は実際にあるのかを伺ったところ、電気だけではなく熱供給も行っているために利益にはなっているとされていた。初期投資は必要で供給する一定規模の対象があれば、東電頼みではなく自立した電気を得ることができることになる。
 このことはまた、東電の電気代がいかに高いかとなるのだと思う。そして、その高い電気代には原発へのコストも入っていることにもなる。
 
 六本木ヒルズは、節電はおこなっているものの、当然ながら計画停電とは無縁。原子力の電力でもない。脱原発のビルともいえるだろう。これからの脱原発の大きなヒントとも考えられた。 

 視察はローカルマニフェスト推進地方議員連盟で行ったもの。自家発電装置へは通常は入れない。セキュリティの問題もあるので、どこにあるかの情報は出せないのでご容赦を。