原子力保安院、浜岡原発で“やらせ”要請

 2007年にあった「プルサーマルシンポジウム」で、プルサーマル政策を推進する意見を出すように経済産業省原子力安全・保安院が中部電力に要請したことが判明したと報道されている。7月29日付中日新聞によると、要請を受けた中部電力は『社員が地元住民に依頼する発言の文案をいったん作成したものの、社内で検討した結果、「特定の意見を表明するように依頼することはコンプライアンス(法令順守)上、問題がある」と最終的に依頼を拒否した』のだそうだ。

 中部電力は、推進の意見を述べることはしなかったまでも『「自社のプルサーマルに関するシンポジウムの会場に空席が目立つのは適切でない」と判断。浜岡原発の関連部署に勤務する社員約700人にメールや口頭で求めたほか、協力会社36社や地元住民にも幹部が訪問するなどしていた』(同中日新聞)という。

 原発の再稼動を考える前に、そもそも本当に原発が安全なのか、今までの安全としてきた根拠や情報を整理し検証する必要があるのではないだろうか。
 とはいえ、『エネルギー政策を主導してきた細田博之元官房長官は、「甘かったこともたくさんあるが、反省しても仕方がない』(JCAST 7/12「原発安全神話のウソ、反省しても仕方ない」自民党開き直り)という国会議員もいるので、政治的な検証はどうなるかは分からない。うやむやで再開なんてことはやめるべきなのに。