低線量下で被害。 チェルノブイリでは 

 福島第一原発の事故による被害にはさまざまなものがあるが、東京などでは、放射性物質の低線量下での被害が心配されている。具体的にどのような被害を懸念すべきか現状では分からないのが実情だと思うが、チェルノブイリ事故の事後調査で興味深い情報があった。
 それは、事故後25年たっているチェルノブイリで問題になっているのは低線量下での被害で、子どもの糖尿病や脳障害、不妊が増えているのだというものだ。

 記事は、『放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」』に掲載されている。ドイツ在住の女性翻訳家が、ドイツ国営放送ARDのニュース番組、「Tagesschau」のHPに掲載されているチェルノブイリ被害者救済活動を続けるドイツ人女医、デルテ・ジーデンドルフ氏へのインタビュー記事を翻訳したものだという。同氏は、『1990年よりチェルノブイリ事故で被曝したベラルーシの村々を定期的に回り、特に被害者に対する医療体制の改善に力を尽くして来た』(同ブログより引用)のだそうだ。

 記事の背景となるべき統計数値や根拠となるべく論文などのデータは記されていないことや日本とベラルーシでは国情が異なるなどもあり、同じことがフクシマ後の日本に起きるかは分からない。しかし、『フクシマの被害はチェルノブイリ以上になるのではないかと思います(中略)。日本は人口密度が高く、ベラルーシとは比較できません。また、日本では飲料水は山で採集されています。山が放射性物質を含んだ雲の拡散をせき止め、放射性物質は海岸沿いの狭い地域に溜まっています。9ヶ月で事故処理すると日本政府は言っていますが、まったく馬鹿げています。そんなことは空約束に過ぎません』(同ブログより引用)とのコメントはよく考えてみる必要がありそうだ。