教室へのクーラー設置 国からの補助金は必要か

 6月29日、6月議会の最終日に、学校の教室へ空調設備(クーラー)を設置をするさいに国からの補助金を求めるべきか、の議論が市議会であった。
 今年度、各自治体で学校教室へ空調設備の設置が行われているが、国が補助金を出すことを決めたことが設置の大きな要因になっている。しかし、東日本大震災の復興を優先させるため、一度決めていた国からの補助金がなくなったことで、財源の穴埋めをどうするかが各地の自治体で課題になっているため、国からの補助金を再度求めるという内容の意見書が提出されたためだ。

 この意見書は「 公立小中学校への冷房装置設置の国庫補助復活を求める意見書」。提出したのは共産党市議団。
 採決にあたっての議論では、子ども手当てなどのバラまきを止めて財源にすればいい、武蔵野市民の負担を増やすべきではないという賛成意見と市民に負担を求めることになるが、容赦して欲しい。放射線への懸念から窓も開けられず、空調設備がないような福島県内の学校や空調設備がない避難所があることを考えれば、被災地への支援を優先させるべきとの反対意見があった。
 採決の結果、共産党会派と自民党会派が賛成したものの、他の会派は全て反対となり否決された。

 武蔵野市内の公立小中学校への空調設備設置費用は、9億6000万円(小学校11校、中学校6校分。千川小は設置済み)。国からの補助金は、約1億3100万円と見込まれていた。国からの補助金がなくなることで、東京都からの補助金、約1億3600万円もなくすことが検討されたが、都は補助をだすことを決めている。

【参考】
読売新聞 暑い避難所、扇風機頼み…体調不良者に休憩所
朝日新聞 あぁ被災地の夏休み 多くの学校短縮、放射線恐れ延長も