放射線測定値のばらつき

 共同通信が空気中の放射線量が地域によってばらつきがあることから、測定場所についてを報道している(47news 2011/05/28 05:33)。この記事によれば、福島県が地上から1m。宮城県では約地上80mで東京は、19.8mとしている。地表面からの影響を排除することからこの高さにしたのかもしれないが、多くの人は地表面で生活している。地表面近くでの測定も必要ではないだろうか。

 朝日新聞の5月27日付け夕刊にも同様の記事があり、関東近辺で測定している場所の高さも記されていた。数値は下記だ(単位はメートル)。

 水戸市 3.5
 宇都宮市 20
 前橋市 21.6
 さいたま市 18
 市原市 7
 新宿区 19.8
 茅ヶ崎市 4.9
 甲府市 17
 静岡市 2

 記事によれば、地域で測定値にばらつきがあるのは高さが統一されてないことが考えられ、計測方法に統一された高さ規定がなく自治体任せになっているとしている。そして、より正確なデータを集めようと低い位置での測定や測定地点を増やす自治体も出てきているとしている。

 統一された測定方法がないことから、経年変化を見るにはいいが地域間の数値差比較はあまり意味がないことになる。このことよりも、生活しているのは地表面がほとんどだ。地表面に近いところでの測定も必要だと思う。
 共同通信によれば『東京都の場合、モニタリングポストは地表から19・8メートル。新宿区の4階建て庁舎の屋上に設置されている。しかし、住民から生活している高さでの数値が知りたいとの要望があるため、都では地表での測定も検討している』としている。期待をしたい。私が計測していた数値と東京都の数値の差が、このことで分かったようにも思う。

 そして、決められた特定方法もないのだから、都や国任せではなく、自治体自ら、まず測定することが必要だ。地域主権なのだから。