岡田幹事長記者会見 3/24

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2011年月3日24日(木)16時02分~16時37分

(東北地方太平洋沖地震災害対応、各党・政府震災対策実務者会合、国会運営などについて)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2011/20110324okada.asx
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■冒頭発言
○東北地方太平洋沖地震災害対応について
○各党・政府震災対策実務者会合について
○視察について
○国会運営について

■質疑
○各党・政府震災対策実務者会合について
○復旧・復興検討委員会について
○補正予算について
○「復興庁」創設について
○朝食セミナーについて
○高速道路料金について
○各党・政府震災対策実務者会合について
○復興ビジョンについて
○子ども手当について
○復旧・復興予算の財源について
○東京都知事選挙について
○閣僚の増員について
○子ども用飲料水確保の協力要請
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■冒頭発言

○東北地方太平洋沖地震災害対応について

【幹事長】ご苦労さまです。今日も一日、東北地方太平洋沖地震への対応でいろいろ
な会議なども開かれました。
 昼には第2回の(東北地方太平洋沖地震)対策本部総会を開催いたしました。これ
はできれば毎週1回、今後開催していこうと考えております。これは党所属議員に対
して、今、政府で、あるいは超党派や党の中でどういったことをやっているのかをき
ちんと伝えるための場であります。もちろん、いろいろな意見があれば同時に承って
いきたいと考えております。いろいろなものが動き出しましたので、その全体を鳥瞰
できるような、全体を見ることができるような、そういった場としてこの総会を位置
づけているところです。
 今日も私、財務金融部門会議に出まして、全銀協(全国銀行協会)他からのヒアリ
ング、全部は出られなかったのですが、出席いたしました。先般は(全日本)トラッ
ク協会、ガソリンスタンドの全石連(全国石油商業組合連合会)、石油連盟などの団
体代表者の皆さんからも意見を党としてお伺いしたところであります。そういった形
で、現実を把握するために政府からだけではなくて、現場でいろいろご苦労されてい
る皆さんのナマの声もできる限り聞いていきたいと思っております。

○各党・政府震災対策実務者会合について

【幹事長】また先ほどは超党派の実務者会合もありました。私は毎回思うのですが、
いろいろなご意見があります。ちょっと意見が長くなってしまうのが少し残念に思い
ますが、しかし言われている中身は非常に傾聴に値する、かつ前向きなご意見を各党
からいただいておりますので、そういった声にしっかり耳を傾けていきたいと思いま
す。
 今日は、原発の関係で20kmから30km圏にある地域について、各党が、現在
のような屋内待避というのは結局、物が来なかったりして大変な状況になっているの
ではないかというご意見もありました。与党としては、そういう野党の皆さんのご意
見、あるいは国民新党も含めてなんですが、お伺いして、政府にそのことを伝え、今
後どう対応するかについて政府として検討していただきたいと考えております。
 ただしいろいろな状況がありますので、20kmから30km圏についてこの会議
で意見が一致したということではありません。民主党としては、野党のご意見をお聞
きし、次回会合でそれに対する政府の考え方をお聞きすると、こういうことでありま
す。しかし、各党のご意見は大変参考になると考えております。

○視察について

【幹事長】またこの週末は、土曜日に山形、日曜日に現時点では青森の八戸に行く予
定にしております。現場もなるべく見るということで、関係者の皆さんとご相談をし
ております。山形は被災民の皆さんがたくさん来ておられますし、それから自衛隊の
物流の中心にもなっておりますので、そういったところを中心に、そして関係者の皆
さんと意見交換できればと思っております。
 自己完結型で行くということでありますので、岩手、宮城、あるいは福島はまだ少
し時間を置くべきかとも思っておりますが、機会を見て現場をしっかり見ておきたい
と思っております。
それから先ほど、内閣府の地下にあります(被災者生活支援特別)対策本部に平野達
男事務局長(内閣府副大臣)あるいは松本龍本部長(防災担当大臣)をお訪ねし、約
200名の、狭い空間の中で連日連夜作業していただいている職員の皆さんを激励し
てきたところであります。

○国会運営について

【幹事長】国会のほうも審議が始まり、年度末も近づく中で、いろいろな法案につい
て採決がこれから順次なされていくことになります。少しでも早く来年度予算が成立
することを期待したいと思います。4月1日から1兆円を超える予備費を迅速に使え
る、そうすることが今最も重要なことではないかと思っております。子ども手当法案
のつなぎ法案など、なかなか採決について微妙な問題もありますが、そういったこと
を乗り越えて、しっかり通すべき法案について採決し、成立させていきたいと思って
おります。

■質疑

○各党・政府震災対策実務者会合について

【産経新聞・宮下記者】先ほど山口(壮・政調筆頭副会長)さんのブリーフでは「2
0kmから30km圏の屋内待避について、屋内ではなく退避させたほうがいいとい
うことでその場では皆さん一致して、政府に岡田幹事長からお伝えする」という説明
があった。退避勧告にすべきという内容で幹事長のほうから政府にお伝えになるの
か。

【幹事長】いや、一致したのは、「民主党を除いてそういうご意見だったということ
を、私が伝える」ということです。別に民主党がそのことに同意したわけではありま
せん。

【産経新聞・宮下記者】野党各党からそういった意見が出ているということでお伝え
になるという理解でよろしいか。

【幹事長】そうです、はい。

○復旧・復興検討委員会について

【朝日新聞・南記者】昨日発足したこの委員会に4つチームを設けるとなっている
が、「復興ビジョン検討チーム」はいつごろ立ち上げる予定か、また座長にはどのよ
うな経験・識見をお持ちの方を起用されたいとお考えか。

【幹事長】まだ、立ち上げるタイミングは決めておりません。そんなに時間をかける
ものではないとは思いますが、同時に、やはり大きなビジョンを描いていくというこ
となので、一刻を争う話ではないんですね。全体の状況を見ながら判断していきたい
と思います。

【朝日新聞・南記者】一刻を争う話ではない、ということだが、阪神・淡路大震災で
は、自民党は発生3日後には堺屋太一さんの話を聞いて復興の話の立ち上げがあっ
た。今回補正予算を組むにあたっては当然ビジョンが示されてそれを前提に補正予算
の組み立てができてくると思うが、その辺、幹事長としてどのようにお考えか。

【幹事長】4月の補正は、そういう復興の補正ではありません。瓦れきの除去とか仮
設(住宅)とか当面の対策が中心になると思っています。

○補正予算について

【ロイター通信・梶本記者】補正予算の時期について、先日、幹事長は「4月か5月
にも」というお話をされたが、もう少し具体的なスケジュール、例えばゴールデン
ウィークの前なのか後なのか、お伺いしたい。

【幹事長】これは基本的には政府が決めることですが、まだ政府の中で何か具体的な
方向性が定まっているわけではないと思います。
 よく阪神・淡路大震災のときとの対比でいろいろ言われますが、結局はそのときの
置かれた状況、阪神・淡路のときは1次補正を年度内に組みましたが、これは地震が
起きてから年度末まで2ヵ月半あった中で、現実に当面のそういった最低限必要な予
算も確保できていなかった、だから急いで予算を組んだと。
 今回は予備費がありますし、年度が明ければ1兆円以上のまた予備費が使える状況
の中で、さらにその先のこととして補正を考えているということであります。ですか
ら、4月にどのぐらいの資金需要があるのか、予備費で賄えるのか賄えないのかとい
うことも勘案しながら、補正予算を組んでいくことになるだろうと思います。
 それぞれの被災地の皆さんのことを考えると、そんなにゆっくりすべきではないと
思いますが、同時に、状況を見きわめて、どういう予算がどのぐらい要るのかという
めども、ある程度立てなければなりませんので、4月から5月にかけてということで
すが、それ以上の詳しいことは特にまだ決まっていない、政府も決めていないと思い
ます。私も、それは状況をよく見ながら判断していけばいいことであると思っていま
す。

【ロイター・梶本記者】財源について、先日、野田佳彦財務大臣も、財政状況が厳し
い中で安易に国債発行に依存してはいけないという見解を表明されていた。1次補正
では国債増発にならないようにするのか。

【幹事長】これもこれからの議論ですね。ですから1次補正でどうかというより、年
度を通してどのぐらいの国債を発行することになるのかということが問題になるのだ
と思います。
 4月から5月にかけての補正となりますと、それ以外の財源というのはなかなかす
ぐには見出しがたいわけでありますので、いろいろな節約、不要不急の経費を出すと
いっても、予算が4月1日に実施されてすぐそういったことがどこまでできるのかと
いう問題もあります。そういったことも見ながら、問題はトータルとして来年度予算
の中で国債をどのぐらい出し、あるいはどのぐらいの不要不急の経費を節約すること
で出していくのかと、こういうことだと思います。あまり1次補正だけで考える必要
はないのではないかなと思っています。
 それからさっきほど復興ビジョンの話が出ましたが、私はこれは大きなビジョンを
描くべきだと思っておりますので、1日2日を急ぐということよりは、きちんとした
体制を組んで、しっかりした議論が必要だと。単なる復旧・復興ではなくて、新しい
東北、あるいは新しい日本につながるような、そういうビジョンが描かれるべきであ
ると思っております。

○「復興庁」創設について

【NHK・広内記者】政府・与党内や野党の一部からも「復興庁」が必要ではないか
という意見が出ている。ちょっと先の話だと思うが、その必要性についてはどうお考
えか。

【幹事長】器が先というより、「何をすべきか」ということが先ではないかとは思い
ます。「復興庁」という考え方は、私は必ずしも反対だということではありません
が、名前が先走りして、中身があまり議論されていないと思います。関東大震災とい
う、戦前の日本国政府、大変な中央集権の政府の中でできた復興院と、分権の時代、
地方の時代における中央政府の果たすべき役割、また状況も違いますし、単純にアナ
ロジーだけでは考えられないことだと思います。
 反対か賛成かと言われれば、私は賛成なんですが、よく中身を、もう少し冷静に議
論したほうがいいと。東北各県の関与も非常に重要だと思います。国だけでやる話で
はないし、そういったことをどういう形であらわしていくのかということだと思いま
す。

○朝食セミナーについて

【フリーランス・安積記者】震災後の14日、幹事長は大阪で朝食会を行われてい
る。同日に自民党議員はパーティーを中止している。幹事長自身は大阪に行かれてい
ないが中止されなかった理由は何か。

【幹事長】中止をすると、既に売ってしまったパーティー券をどう扱うのかという問
題が直ちに発生するんですね。ですから私は、私は出られないという前提で、講師の
方には出ていただいて開催させていただいたということです。講師の方には当初のお
約束どおりお話をしていただいたということです。

【フリーランス・安積記者】後になって、やはり自粛すべきであったとはお考えでな
いか。

【幹事長】パーティーというか朝食会ですが、その趣旨は専門家の方の、経済の専門
家ですが、話を聞くということでありますので、そのことを直前になって中止すべき
なのかどうかというと、私は必ずしもそうは考えておりません。夜のパーティーとだ
いぶ違うと思います。

【フリーランス・安積記者】与党の幹事長だし、原発の水素爆発が起きていることは
明らかになっている状況で、朝食会は当然開催すべきだと思われたのか、どうお考え
になったのか。

【幹事長】ですから、学者の方が来て、そして講演されることが、私は何かいけない
ことだとは思っておりません。もちろん私は出席しておりませんし、そのことはお断
りをさせていただいたわけであります。

○高速道路料金について

【Response・中島記者】高速道路の新料金で進展があれば教えていただきたい。それ
から復興に転用するということだが、なかなか法整備が難しいと言われているが、ビ
ジョンがあれば。どのように使えばいいのか、教えていただきたい。

【幹事長】高速について特に進展ということはありません。私の考え方はこの前お話
ししたとおりで、国土交通省からは平日(上限)2000円は見送る方向が出された
と聞いております。

【Response・中島記者】結果的に麻生政権の政策をずっと引き継いでいることになっ
たが、その点についてのご所見を伺いたい。

【幹事長】これも前回申し上げたと思いますが、今、既に休日(上限)1000円と
いうのをやっておりますので、それをいきなり、例えば4月1日からやめるというの
は周知徹底の時間もありませんし、やはりそれは議論が必要だと思います。これは休
日1000円だけではなくて、夜間割引とかさまざまなことをやっておりますので、
それを全体としてもう一度しっかり議論を行って、これは与野党で議論を行う必要が
あると私は思いますが、その上でどうするかを決めるべきであると。新しく始めるこ
とになっていた平日の2000円だけはやらないということを私は申し上げて、今、
そういう方向になっているということです。休日1000円、やると言っているわけ
ではなくて、当面続けますが、きちんとそれは見直す必要があるということです。

○各党・政府震災対策実務者会合について

【世界日報・山本記者】先ほど幹事長は「傾聴に値する意見もさまざま出ている」と
おっしゃたが、特に復興のビジョンについてご紹介していただけるものがあれば伺い
たい。

【幹事長】実務者会合で議論しているのは、当面の被災者に対する対応とか、あるい
は原子力発電所の問題であって、その先の話を今、実務者で議論しているわけではあ
りません。

○復興ビジョンについて

【朝日新聞・南記者】民主党は総選挙のときには「コンクリートから人へ」というス
ローガンを掲げられて、そういう社会づくりを目指したと思う。今回、復興の段階に
あたっては、コンクリートというか建築・土木に向き合わなければならない局面に
なって、その中で民主党らしいビジョンはどういうものを掲げていくのか、今、幹事
長の頭の中にあれば教えていただきたい。

【幹事長】あまり私個人の意見を言うべきではないと思います。まさしく、まだ被災
地で皆さん苦しんでおられるときに、個々の発言は、私はなるべく控えて、きちんと
議論したほうがいいと。もちろんその議論をする際に地域の皆さんの声をしっかり聞
かなければなりません。ですから、ちょっと私はそういう気にはまだなれないという
ことです。

○子ども手当について

【NHK・広内記者】つなぎ法案について、自民・公明両党とも反対の方向で、共産
党や社民党も仮に再可決になった場合の対応は明確にしていない中で、あらためてど
のように成立を図っていくお考えか。その必要性も含めて、今後どのように各党に協
力を求めるのか。

【幹事長】われわれはつなぎ法案を考えているわけですが、これがないと児童手当に
戻ってしまいますので、それは混乱必至だと思います。その混乱を避けるためにつな
いで、その間に各党とよく、今後の恒久法という形で議論したいと思っております。
 公明党、自民党とも議論しておりますが、私の見るところ、自民党と公明党は全く
違う考え方を持っているということだと思います。自民党は、昨日も石原(伸晃)幹
事長が「ポル・ポトだ」と明言されたわけで、社会全体で子育てを支援するという考
え方にはどうも立てないように見受けられます。現実に、既に廃止している年少扶養
控除について、これをもとに戻すことも言っておられるように思います。
 公明党は、年少扶養控除の廃止は賛成といいますか、それは前提にお考えになって
いるということで、そこで(自民党とは)根本的に違うように思うわけです。われわ
れは、「控除から手当へ」という大きな流れの中で、年少扶養控除を廃止して、そし
てその財源を子ども手当のかなりの部分に充てると、こういうふうにして組み立てを
しているところです。年少扶養控除の廃止の財源を中心にして子ども手当を考えるべ
きだという公明党のお考えは、まだ公には決まってはいないかもしれませんが、そう
いう方向性は、私、かなり納得できるものがあると思っております。
 ただ、それだけですと今の1万3000円の維持はかなり厳しくなりますので、そ
の辺をどう考えるのか。年少扶養控除を廃止して1万3000円というのは、逆転現
象がなるべく起こらないようにということでもありますので、その辺をどう考えるの
かということなど多少の問題はありますが、私は公明党との考え方で大きな開きが実
質的にあるとは思っておりません。中学校まで延長するということも一緒でありま
す。金額の水準はたぶん違うのだろうと思いますが。
 中学校まで延長いたしますと、これは「児童」ではありませんので、児童手当とい
うことではなくなるのです。だからわれわれは「子ども手当」という名前を使ってい
るのであって、中学校まで延長すると言いながら「児童手当」という、まあ名前の問
題ですが、そういうことにはならないのだろうと思うのですね。そういう意味で、公
明党との間で何か大きな違いがあるようには思いません。話し合えば十分これから合
意ができるのではないかと期待しております。
 自民党は、「哲学が違う」とおっしゃるわけですから、ポル・ポトだとおっしゃる
自民党とはなかなか現時点では難しい。しかし、もう少し胸襟を開いて、やはり子育
てに対して一定の経済的支援が必要だという考え方に理解を示してもらいたいと思っ
ております。

【時事通信・近藤記者】今お話しになられた公明党案は、財源の1つに所得制限が
あったと思うが、これについて、のめる話かどうか、お考えをお聞かせください。

【幹事長】所得制限について公明党がどうお考えなのかということは、必ずしも私よ
くわかりません。つまり、年少扶養控除を廃止しますと、かなりそれは所得制限をか
けたのと同じような意味がありますので。だから、そういう具体的な話は今後少し時
間をかけて各党で議論していけばいいことで、あまりそのことが、何か違いを強調す
るよりは、共通する点をお互い大事にしながら合意点を見出していくことが重要であ
ると思います。

○復旧・復興予算の財源について

【日経新聞・中野記者】復旧・復興の財源を確保するために、民主党の掲げていた政
策を見直していくべきだという意見がある一方で、党内には民主党の掲げたマニフェ
ストを堅持するべきだという意見があると思うが、野党と話をしていくプロセスと同
時に、党内での意見の集約とかまとめは、どの場で、どのぐらいのタイムスケジュー
ルでやっていくお考えか。

【幹事長】これは各党と話しつつ、党内でも議論していかなければいけないと思いま
す。ただ、われわれ参議院において過半数がないので、実際にわれわれの意見だけで
は通らないということは何度も申し上げているとおりであります。加えて、今回のこ
の震災の中で、これは民主党が主張していたマニフェストの政策だけではなくて、そ
の他も含めて、ある程度プライオリティーをつけていかざるを得ない。別に、子ども
手当や戸別所得補償、あるいは高速道路無料化とか、それだけを議論しているわけで
はなくて、予算全体についてもう一度しっかりと、1つ1つ見直していく必要がある
ということを申し上げているだけであります。ぜひ野党の皆さんにも、民主党が推進
してきた政策だけではなくて、その他にも見直すべきものがあると。例えば公共事業
をどうするかとか、公務員の給与をどうするかとか、そういうことも含めて、きちん
とした議論がなされる必要があると思っております。
 あと子ども手当について、自民党の案を全部丸のみしたらどうかとか、社説でそう
言われる新聞もあるわけですが、やはり私は子育てについて社会全体で支えるという
考え方は非常に重要だと思いますし、それから「控除から手当へ」ということも大事
なことだと思います。年少扶養控除についてどう考えるかということに触れずして、
単純に「子ども手当やめろ」と言うのは私には理解しがたいことで、それなら、年少
扶養控除をやめたまま子ども手当をやめれば、これは大変な子育て世代に対する負担
増になるわけですから。そういうことをどう考えているのかも含めて、やはり冷静な
議論をぜひしていただきたいなと思っております。

【朝日新聞・南記者】マニフェストの見直しの関係で、戸別所得補償については、補
正予算の財源捻出にあたって見直しの対象に入れていくお考えはあるのか。

【幹事長】先ほど申し上げましたように、民主党のマニフェストに書いてある政策以
外も含めて、全体をもう一度きちんと議論・検証はしなければいけないと思います。
ただ、これからの農業政策を考えていく上で、私は、そういった所得補償政策は非常
に重要だと思っておりますので、予算を、そこから財源を出すという発想には必ずし
も立っておりません。もちろん中身についていろいろな議論は、それはあるのだろう
と思っております。

○東京都知事選挙について

【東京新聞・関口記者】一昨日の幹事長の会見では「党本部として何か方向性を出す
ことはない」と発言されていたが、都議会の民主党は渡辺(美樹)さんを支援する形
になっている。これは容認するのか、否定的に見ておられるのか。

【幹事長】そういうことも含めて、私は党本部として推薦とか支持とか、まあ支持と
いうのは実はないのですが、公認か推薦しかないのですが、そういうことはない、と
申し上げたわけです。あとは都連の判断、都連も都議会民主党にゆだね、都議会民主
党として一定の方向性を出された。それは当然尊重されるべきだと思います。

【東京新聞・関口記者】都知事選を自民党と民主党の対決型と位置づけて報道してい
るところもある。幹事長自身は、それは違和感があるのか、それとも対決型とごらん
になっているのか。

【幹事長】繰り返しますが、党本部としてはこの問題について、都知事選挙で方向性
を出しておりませんので、特にそれ以上のコメントはありません。自民党も本部とし
ては石原(慎太郎)さんということで出しておられないと思うんですね。あとは都議
会レベル、あるいは都連レベル、これをどうとらえるかと。それは報道機関がお決め
になればいいことではないでしょうか。

○閣僚の増員について

【時事通信・近藤記者】幹事長は「できるだけ早く。国対を通じて早急に話し合いた
い」とおっしゃっていたが、進捗状況を教えていただきたい。

【幹事長】これは政府といいますか、内閣と調整中です。その指示のもとに私は各党
と調整したいと思います。

○子ども用飲料水確保の協力要請

【幹事長】都内、水のペットボトルがなかなか入手できない状態ですが、ぜひ赤ちゃ
ん・お子さん、あるいはそのご家庭以外の人は、水はしばらく控えて他の飲料にして
いただきたいことをこの場でも申し上げておきたいと思います。

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