都内の放射線量

 福島原子力発電所の事故により、大気中の放射線量が増えていないかが心配されている。武蔵野市内での測定値ではないが、東京都健康安全研究センターが1時間後との測定結果を公表しているので参考になるはずだ。武蔵野市もこの数値を参考にしている。
 気になる数値は、『現時点においては健康に影響を与える数値ではありませんので、ご安心ください』というレベルだ。

 
 健康安全研究センターは、都立衛生研究所、食品指導センター、市場衛生検査所などが統合されて平成15年に設立された組織。新宿区百人町にある。現在、年間を通して環境中の放射線量の測定しており、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、最新の測定結果を同センターのホームページで提供している。

 最新の情報は、センターのサイトをご参照ください。

 参考用に3月の測定結果を下記に転載する(3/18 08:28現在)。一日の平均値は16日までの数値が公表され、17日と18日は1時間後との数値だ。
 過去の測定値は1日あたり、0.028~0.079マイクログレイで推移しているが(1グレイ=1シーベルト)。普段の数値から15日に若干量は増え、17、18日は微増というレベル。心配するほどとは思えないが、注意はしておくべきだろう。

測定日時    線量率平均値(μGy/h)

2011-03-18/07:00~07:59 0.0493
2011-03-18/06:00~06:59 0.0489
2011-03-18/05:00~05:59 0.049
2011-03-18/04:00~04:59 0.0489
2011-03-18/03:00~03:59 0.0496
2011-03-18/02:00~02:59 0.0493
2011-03-18/01:00~01:59 0.0498
2011-03-18/00:00~00:59 0.05
2011-03-17/23:00~23:59 0.0497
2011-03-17/22:00~22:59 0.05
2011-03-17/21:00~21:59 0.0497
2011-03-17/20:00~20:59 0.0498
2011-03-17/19:00~19:59 0.0499
2011-03-17/18:00~18:59 0.0501
2011-03-17/17:00~17:59 0.0498
2011-03-17/16:00~16:59 0.0502
2011-03-17/15:00~15:59 0.0503
2011-03-17/14:00~14:59 0.0506
2011-03-17/13:00~13:59 0.0507
2011-03-17/12:00~12:59 0.0508
2011-03-17/11:00~11:59 0.0511
2011-03-17/10:00~10:59 0.0514
2011-03-17/09:00~09:59 0.0515
2011-03-17/08:00~08:59 0.0516
2011-03-17/07:00~07:59 0.052
2011-03-17/06:00~06:59 0.0519
2011-03-17/05:00~05:59 0.0521
2011-03-17/04:00~04:59 0.0523
2011-03-17/03:00~03:59 0.0523
2011-03-17/02:00~02:59 0.0524
2011-03-17/01:00~01:59 0.0526
2011-03-17/00:00~00:59 0.053

3月16日 0.0719
3月15日 0.109
3月14日 0.0341
3月13日 0.0343  (福島第1原発3号機水素爆発
3月12日 0.0342  (福島第1原発1号機水素爆発)
3月11日 0.0341  (地震発生)
3月10日 0.0338
3月9日 0.0343
3月8日 0.0343
3月7日 0.0366
3月6日 0.0343
3月5日 0.0339
3月4日 0.0339
3月3日 0.0340
3月2日 0.0344
3月1日 0.0368

単位はμGy/h(マイクログレイ/時間)。グレイは放射線が物質に当たった時のエネルギー量を表し、大気中の放射線量1グレイは1シーベルトに換算できる。

(センターの解説から転載)
◆放射線の単位について
・グレイ(Gy)は、放射線が物質に当たったとき、その物質に吸収される放射線量のことで、シーベルト(Sv)は人体が放射線を受けたとき、その影響の度合いを表す目安となる放射線量のことです。
・人体影響を評価する際はシーベルトを用います。通常は1グレイ=1シーベルトとして換算します。

◆放射線被曝量と健康影響
・1年間の自然界からの放射線被曝量は、宇宙からの放射線、空気や地面、食物からの被曝により2,000~5,000マイクロシーベルト程度です。
・東京都健康安全研究センターで観測されている測定値(概ね0.035マイクロシーベルト/時間)では、年間で300マイクロシーベルト程度になります。これは自然放射線量のうち空気によるものです。
・一般的に、放射線被曝量が年間で100,000マイクロシーベルト以下であれば人の健康や環境に影響が出ることはないと言われています。(国際放射線防護委員会-ICRP- 2007年勧告