小1の35人学級を閣議決定 でも、教室が足りるのかの課題もあり

 公立小学校の一年生に限り35人学級にすることを政府は閣議決定し23年度予算に盛り込む。この流れは歓迎したいが、このような予算がいいのか悪いのかではなく、国会を解散する、しないだけの議論だけになっていていいのかな、と思う。


 
 公立小学校の1クラスあたりの人数を変更するのは1980年に45人から40人に変更されて以来、31年ぶりになるのだそうだ。少人数制学級を望む声は多いが、教員を増やすことが必要になりなかなか実現できないでいた。小1としたのは、『厳しい財政事情から、少人数化の前提となる大幅な教員増が難しく、「新入生が学校になじめないことが問題化しており、早期の少人数化が必要』(朝日新聞より)が理由。方向性は歓迎したいが、そのための予算が議論されるのかが疑問だ。どうも政局優先でしかたない国会に思えるからだ。内容を議論して欲しい。

 この予算が成立したとしても課題はある。武蔵野市でいえば、教室が足りるのかという現実的な問題があるからだ。例えば桜野小では、近隣に建設が進む大型マンションの影響ですでに教室がいっぱいな状況で今後の建設もあることから教室数をどのように確保するかが緊急課題となっているからだ。35人学級にすることでいくつかの教室をさらに確保しなくてはならなくなる。もちろん、可能な学校から実施すべきと思うが、物理的なことも自治体で考える必要がありそうだ。このことまで国は考えていないのではないだろうか。
2012年度から、市町村の教育委員会が柔軟に学級を編成できるようにするともしているので、他の学年も考えると大きな課題だ。

【視点】
 桜野小だけのことを考えると、隣接する旧桜堤小を解体し運動広場にしたいという市の考えが出されている。確定した話ではなく、現在策定中の第五期基本構想・長期計画の策定で決めていくことなのだが、そもそも教室が足りなくなりそうな学校の隣でこのようなことでいいのか、と思う。まず教室を確保することを最優先すべきだろう。
 私が小学校1年のとき(旧境北小、現在の桜野小)には、増えた児童数に対応するために校庭にプレハブ校舎を建てて教室にしていた。そのようなことを繰り返すのだろうか。
 35人学級は歓迎したいが、自治体として考えなくてはならない緊急課題もあるのだ。

【参考】
朝日新聞 小1の「35人学級」法案を閣議決定