新たに移管する公立保育園は桜堤 境南第2、東の3園

移管する3保育園 2月3日の文教委員会で25年度に子ども協会に移管する公立保育園について行政報告があった。新たに移管する予定の園は、桜堤 境南第2、東の3園。公立で残る園は、境、境南、吉祥寺、南の4園となる。

 財団法人子ども協会へ移管する公立保育園は、23年度(今年の)4月から千川、北町のまず2園。23、24年度で検証を行いながら25年度に3園を新たに移管する予定はすでに公表されていたもの。移管する園の名前が公表されたのは今回が初めてだ。



 公立として残す園を決めた理由は、保育課題などに対して先駆的な取組を行う役割や災害時の拠点としての役割を考えると大規模園が適していることから市内を4つのブロックに分けて、その中の大規模園である上記の4園になったとしていた。境保育園については、建替え時の補助金や市債があるため民間には当面は移せない理由もあるとしていた。

 保護者への周知は、今日付けで全市立保育園へ通知を発送し、移管する園の保護者には2月19日に説明会が行われる。

 文教委員会では、先の公表された第五期基本構想・長期計画の討議要綱に、残す4園の公立保育園について、さらに民間委託の可能性が書かれたいたことについての質問が複数の委員からあった。
 答弁は、公立でなければならない理由を検討するもの。子ども協会で十分になえるとなれば、社会福祉法人への移管は考えられる。障害者や高齢者福祉の分野ではすでに行われているというものだった。
 また、移管することでどの程度のコストが削減できるかの質問があり、一園あたり民間園の補助金として3000万円が増え、将来的に公務員の保育士が子ども協会の保育士と入れ替わったとすれば、4000万~5000万円の減になるとの答弁だった。

【視点】
 今日の委員会では、公立として残した保育園のさらに将来をどうするかの質問が複数の委員からあった。全てを子ども協会にするのはおかしいという意見と、子ども協会以外の民間へも委託(移管)を進めるべきとの意見だった。
 注目したいのは、その民間の中身だ。民間を進めるべきの意見には、いわゆる株式会社などの営利企業としておらず、社会福祉法人としていたからだ。前市長も民間委託するとしても株式会社にはしないと発言してことを考えると興味深いと思う。コスト優先なら営利企業も含めて入札にしたほうがはるかに安い。しかし、そのことで多くの問題が起きているからだ。

委員会では、今のところ、移管が決まった公立園の保護者からの苦情などはなくスムーズに進行しているという答弁もあった。子ども協会への移管は、公立、民間のどちらが良いか悪いかの二者択一ではなく、限られた財源を前提にどのように保育の質を高めるかで今後も考えて進めて行くべきだ。

 とはいえ、何がどうなるか、先行きは分からない。国の方針も良く分からないこともあるからだ。行政だけではなく、保護者、当然ながら議会も、子ども環境として何が最適なのかを今後も注意深く見ていく必要があるのは確かだ。

(画像は、委員会に提出された資料)