財政破綻のシミュレーション

 経済小説作家の橘玲さんが『シミュレーション 20XX年ニッポン「財政破綻」』を自身のブログ「Stairway to Heaven」で公開している。国債価格が下落しハイパーインフレが起こった近未来、それも、かなり直近の日本の姿をシュミレーションしている。


 国債価格が下落し、金利が上がりはじめたことを、当初、デフレからインフレになったと好意を持って迎えられたが、それがハイパーインフレへと加速。年金生活者や住宅ローンを支払えなくなった人たちが路上生活者なりまちに溢れかえる。失業率は30%を越え。地方の家に路頭に迷う親類が肩を寄せ合うようになり大家族制に戻っていく。街角のネオンサインは、中国語やハングルやアラビア文字ばかり…、というもの。

 また、このブログにあったコメントには、反米の左翼政権が日本に誕生したことや重要度の薄れた在日米軍の防衛線をハワイまで撤退させたことから、米軍の傘下から中国軍の傘下になり、日本は自治区になってしまうというシュミレーション「2030 日本自治区の誕生」の紹介もあった。

 国債の格下げが、このシミュレーションへとつながらなければいいのだが…。杞憂だとは思うのだが、リアルに思えてしまった。
 少々遅いかもしれないが、日本の未来を真剣に考えるのは今ではないだろうか。党利党略、政局話。権力争いは、もうどうでもいい。