住宅街道路にあるグリーンベルト 歩行者優先でもっと幅を広くすべき

グリーンベルト 比較的車の通行が多い住宅街の道路の端にグリーンの表示がある。これはいったい何のため、どのような効果があるのだろうか? すぐに思いつくのは歩行者用の通行帯ということ。そうであるなら、あまりにも狭すぎないだろうか。


 
 写真は境南町にあった表示。このグリーンの表示は正式な名称は分からないがグリーンベルトと呼ぶケースが多いようだ。歩道が整備されていない道路でカラー表示することにより、ドライバーなどに注意を促し安全性を高めようと行われているもの。首都圏の自治体で広がりを見せており、武蔵野市でも進められている。

 しかし、ここを歩いていくと電柱にぶつかってしまうし車椅子は通れないくらいに狭い幅だ。もっと広くしてもいいはずだと思い、そもそもどのような効果があるのか、幅などの法的根拠はあるのかについての一般質問を行った

 答弁は、グリーンベルトは幹線道路ではなく生活道路や学校近くの幅員の比較的狭い道路に標示を行っているもの。ドライバーに道路幅を狭く見せる効果があるため速度抑制や道路の中央寄りを走行することにつながると考えられている。歩行者にも、ガードレールなどがないため自分の身は自分で守る意識づけの効果もあると考えている。法的根拠はなく警察署などと協議して市が施行しているというものだった。

 それならば、車が通行するための幅(4m)は残すとしても、もっと広くすることは可能なはずだ。通行するためのものではないとしても、広くすることで、住宅街の中は歩行者優先という意思表示にもなる。このことについて、さらに質問をしてみると、道路行政からの考えでは車をいかにスムーズに通行させるかの視点も不可欠。この兼ね合いのなかで、歩行者が安全に歩けるような工夫は研究したいというものだった。

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 住宅街を走る車をスムーズに走らせる必要があるのだろうか? 歩行者優先という理念を明確にして表記をしていくべきだと思う。また、表示の色が統一されていないことも課題だろう(上の写真)。スクールゾーンの表記もバラバラだった。このことも含めて市長は答弁では課題を整理して必要な対策を考えたいとしていることは評価できるが、早急にすべきではないかと思った。

■中央線立体化完成後の交通

 JR中央線の立体化により踏切がなくなり、今後、今までは歩行者だけが通れた旧西原踏切(西部図書館近く)の道路整備が行われ車の通行も可能になる。都営境5丁目アパートにある公園の南側には新たに車が通行できる道路もできる(市道72号線)。旧山中踏み切りも一方通行から相互通行になる。その時(予定では平成24年度)には、今以上に車が住宅街に流入することになるはずだ。グリーンベルトだけが対策ではないが、今からすぐにできることと考れば最も有力な対策だと思う。

 
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