菅改造内閣  批判だけでなく今から何を具体的にするか、で考えたい

菅直人内閣の改造が行われ、与謝野さんの入閣で波紋が広がっている。他の党にいた人が入閣すべきかというのが批判する大きな理由だろう。でも、それを言い出してしまうと、元は自民党にいたという人はダメなのか、になってしまわないだろうか。民主党にいる多くの元自民党国会議員はだめなの、と思ってしまう。



 このことよりも、菅首相は組閣後の記者会見で「今の日本の置かれた危機的状況を乗り越えていく力を最大にしたい」と発言していたが、過去がどうのこうのではなく今から何ができるか、すべきか。そして、実行しているかで評価すべきだろう。
 国の借金状況をみれば、今までと同じことをやっていても変わらないのではないか。与謝野さんの入閣で増税シフトとの批判もあるが、増税、そして歳出削減しないでどうやって現状を変えられるのか。批判するのであればその道筋も示すべきだと思う。財源がたりないなかで重点すべきは何かも具体的に示すべきだとも思う。非効率な税金の無駄遣いはなくすべきだが、増税はイヤ、減らすこともイヤではどうにもならないのが、今の危機的な状況ではないだろうか。

 国の借金は民主党が作ったのでない。自民党政権であり、その政権は国民が選んだ政権だ。野党だった民主党なども今の借金状態を国会で回避できなかったのだから、責任の一端はある。このことは、特定の政党や政治家に全責任があるのではなく、誰にでもあるのだとも思う。その結果が今なのだから、今から何をすべきかを考えるべきであり、政権への批判はこれからの行動を見てからにすべきだと思う。

 政党や政治家を批判するのもいいが、批判するだけあれば誰にだってできること。今からの具体的な選択肢を示した上で、民主党はおかしい、こうすべきと議論すべきことがプロである国会議員であり、それを議論する場が国会・議会ではないだろうか。解散総選挙しても何が変わるのか。余計な税金を使い時間の無駄遣いになるように思えてならない。目先の票集め、人気取り、重箱の隅を突っつくようなことをやっている場合じゃないはずだ。これはマスコミ報道も同じだ。

 もっとも、今までの民主党政権による具体的な成果が見えていないことが批判されているのも事実。有言しなくてもいいから、実行し見える形に早急にすべきだ。これが求めてられているはずだ。

 今の民主党への批判は、実は政治全体への批判ではないだろうか。悪者をつくり批判するのは簡単。そのことよりも何が問題で具体的にどうするのかの本質こそ考えるべきだと思う。だから、どうなるのか、でだ。