岡田幹事長/記者会見要旨 12/24

2011年度政府予算案の決定、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)批准、小沢元代表の国会招致についてなど。


岡田克也幹事長/記者会見要旨
2010年12月24日(金)16時04分~16時52分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20101224okada.asx

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■冒頭発言
 ○2011年度政府予算案の決定
 ○米ロの新戦略兵器削減条約(新START)批准
■質疑
 ○2011年度政府予算案について
 ○核軍縮について
 ○連合会長の呼びかけによる会合
 ○小沢元代表の国会招致について
 ○クリスマスプレゼント
 ○駐ロシア大使の更迭について
 ○党綱領の作成
 ○党本部の組織改革について
 ○山岡賢次議員陣営の報酬支払いをめぐる件
 ○統一地方選挙候補者擁立状況について
 ○内閣改造の必要性について
 ○通常国会の召集日
 ○年内の定例記者会見について
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■冒頭発言

○2011年度政府予算案の決定

【幹事長】私からは2点。第1点は、ほぼ同時並行だと思いますが、2011
年度政府予算案が決定されることで、非常にスムーズに決定されたなと受け止
めております。メインテーマは「成長と雇用」、「国民の生活が第一。」とい
う考え方に基づいて、菅総理のリーダーシップのもとでそれぞれ財務大臣や官
房長官、国家戦略担当大臣が協力しながら、予算がまとまりました。途中で
「司令塔が不在である」とかいろいろな報道がありましたが、予定どおりきち
んとまとまったわけで、国民生活にとって極めて重要な予算がまとまったと考
えております。

 個人的な感想を言わせていただければ、国債の発行額とか予算規模でもう少
し、多少でも昨年度と比べて減らせれば満点だったと思いますが、しかし、一
方で先行きの景気の見通しの厳しさもありますので、非常に妥当なところかな
と思っています。

 あとはこの予算を通常国会で早期に成立させることが党としての重要な使命
になりますので、次期通常国会におけるしっかりとした審議、そしてタイミン
グを見ての採決・成立を目指していきたいと考えております。

○米ロの新戦略兵器削減条約(新START)批准

【幹事長】もう1点、米ロ間の新核軍縮条約の発効に向けて手続きが進んだこ
とは、オバマ大統領も大変ご苦労をされながらでありますが、そのリーダーシ
ップが発揮されたと思っております。私も外務大臣在任中は核軍縮について力
を入れてきた一人ですが、アメリカとロシアの両国が合意に達して、そしてそ
れが現実化したことは、非常に「核なき世界」に向かって力強い一歩が示され
たと考えております。その他の核実験禁止条約、あるいはカットオフ条約(兵
器用核分裂性物質生産禁止条約)などについても、さらに一歩手続きが進むこ
とを期待したいと考えております。

■質疑

○2011年度政府予算案について

【記者】来年の通常国会で改めてどのように野党に対して(予算成立に向けた
取り組みを)呼びかけていきたいか。

【幹事長】予算を審議し、そして成立させるというのは国会の非常に重要な役
割ではないかと思います。ですから、大いに議論することはあっていいし、そ
して議論の結果、必要があれば直す、修正することもそれはあってもいいかも
しれません。しかし、やはり年度初めからそれが実施できるように、お互いそ
こは良識を持ってやっていくことが私は重要なことだと思いますし、野党の皆
さんにはご協力をお願いしたいと思っています。

【記者】野党側は仙谷官房長官らの問責を理由に、冒頭から審議に応じない構
えも見せている。昨日、幹事長はテレビの収録でも「欠席した場合、出てきた
人たちだけでもやるという強い気持ちで臨む」とおっしゃったが、冒頭審議拒
否に出た場合、そのあたりをどのようにお考えか。

【幹事長】果たして本当に審議拒否になるのかどうかというのは、これはわか
りません。いろいろ言っておられますけれども、どういう前提で言っておられ
るかにもよるわけですから。したがって、あまり先走りをして言う必要はない
と考えています。ただ、審議拒否は本来、正常な姿ではありませんから、審議
拒否、予算の審議で冒頭から拒否することは普通あまり考えられないことであ
りますが、そういったときに、そういったことにひるむことなく、しっかりと、
出てくる政党だけで審議をしていくことも、覚悟を持ってやらなければいけな
いとは考えております。そういうことにならないように強く期待しているとこ
ろです。

【記者】今年度、税収が少し上がったと思うが、それでも昨年度と同じ予算編
成となると、基本的には財政再建よりも景気対策のほうが優先という大方針と
とらえてよろしいか。

【幹事長】予算の規模はほぼ同じですね。国債の発行額も同じ。税収が増えた
分については、その分、税外収入が減っているという構図だと思います。予算
を今程度の規模にする前提で考えて、何とかやりくりして、埋蔵金その他で穴
を埋めたということだろうと思います。もっと借金を増やして予算規模を大き
くするという考え方もあったかもしれませんが、そういう道をあえて取らなか
ったことは、財政の膨張を抑えつつ、景気対策にも配慮した、そういう予算だ
と私は受け止めております。一応、財政再建の路線に辛うじて乗っかった予算
編成ですね。

【記者】幹事長はこれまでたびたび「予算の話し合いについて、小沢さんの問
題でいろいろ大変だけれども、それと並行してしっかりやっている」とおっし
ゃって、実際に今日24日、(補正予算案が)上がった。もし(補正)予算の
審議に関して、小沢さんの問題がなければもっと熟議になったとか、より効率
的になったとか、そういった感想を、今終わった段階で何かお持ちか。

【幹事長】前国会の(補正)審議の話ですか、今おっしゃったのは。それは、
小沢さんの問題も取り上げられたことは事実、幹事長会談でかなり「どうなっ
ているのか」と言われたことは事実です。ただ、どの程度それが影響したかと
いうことは、これは程度的には申し上げられませんので、あまりそういうこと
を私は言うつもりはありません。いろいろな要素が重なって、予算に非常に時
間がかかったということだろうと思います。

【記者】来年度予算案そのものは衆議院の優越によって自然成立することも可
能だと思うが、税制関連法案や国債発行特例法案など重要な関連法案がある。
これを成立させるために「3分の2」を使うことは視野にあるのか。

【幹事長】頭からそのことを言ってしまいますと、何か議論を封じるような印
象も与えますので、それは最後の手段だろうと思います。ただ、例えば法人減
税を決めましたが、法案が通らないということは現状のままの税率が適用され
ることになるわけです。果たしてそれでいいのか、野党の皆さんどうお考えな
のかと、こういう問題は当然あると思います。そういったこと全体を考えて、
やはり予算関連の法案が成立しないことを避けるということを、野党の皆さん
には良識を持って判断していただくことを期待したいと思います。

【記者】幹事長は最近、両院協議会のあり方について話しているかと思うが、
どういう形で見直しが可能か。野党の協力がなければ無理だと思うが、どうい
う形で野党に呼びかけていく考えか。

【幹事長】いろいろな考え方があり得ると思います。それから両院協議会のあ
り方については、おそらく参議院の選挙制度の議論の際にもこれは出てくる話
だろうと思います。現にそういう話は一部あります。したがって、あまり私が
先走りしないほうがいいかなと思っておりますので、今日はあまり申し上げる
つもりはありません。

 ただ、今の両院協議会というのは、それぞれ、衆議院で多数を占める、過半
数を持つ政党の代表が衆議院側から出て、参議院も同じですね。そうすると今
回のようにねじれの場合ですと、必ずまとまらないことになりがちであります。
それで本当にいいのか、もう少し代表の出し方について工夫があっていいので
はないかと、そういう議論だろうと思います。

○核軍縮について

【記者】先ほど「外務大臣在任中にも核軍縮に力を入れてきた」というご発言
があったので伺いたい。核の先制不使用の件について、外務大臣在任中は直接
のご発言は避けられていたのかもしれないが、今の段階ではどのように岡田さ
ん個人としてのお考えをお持ちか。

【幹事長】核の先制不使用について、一概にそのことだけを述べるつもりはあ
りません。私は外務大臣として申し上げてきたことは、核の役割を減ずるとい
うことです。そのために何ができるかと。いきなり先制不使用というところま
では行かない、そういう考え方で申し上げてまいりました。これはオバマ大統
領もそれに似たことをNPR(Nuclear Posture Revie
w、「核態勢の見直し」)の中で言われて、考え方はわりと近いなと私は判断
したわけですが、先制不使用ということをやろうとすると、実効性をどうやっ
て担保するかという問題があるわけですね。単に宣言するだけなら簡単ですが、
それが実際に守られるかどうかの保証。そのためには、例えば核保有国が何ら
かの条約を締結するとか。条約を締結しても守らないことはあるかもしれませ
んが。従って、核の役割を低減することから入っていく、そしてその延長線上
に先制不使用があるということだと思っております。ちょっと今、思い出しな
がら話しておりましたので、少し忘れてしまいましたが。

 いずれにしても核軍縮の問題は、私は、貧困の問題、そして温暖化の問題と
並んで世界の人類が直面する3つの大きな脅威の1つであると思っております
ので、これからもしっかりとこの問題については取り組んでいきたいと考えて
おります。

【記者】「オバマ大統領と考え方が近い」とおっしゃったが、具体的にどうい
うあたりが近いのか。あわせて、貧困・温暖化が人類の脅威とおっしゃったが、
核・貧困・温暖化についてオバマ大統領と近いというのがあれば教えていただ
きたい。

【幹事長】貧困や温暖化についてオバマ大統領と(考え方が)近いとは、私は
必ずしも考えておりません。もちろん温暖化の問題もオバマ大統領は積極的に
取り組んでおられますが、現実なかなか厳しいところが議会の中ではあると思
います。

 核の問題は、もともとはプラハにおける「核なき世界を目指す」というオバ
マ大統領の演説で世界の流れが大きく変わったということです。それまで日本
も核廃絶をとらえてきました。そのこと自身は非常に立派なことではあります
けれども、どうやってそこに行き着くのかについての議論は、私は十分ではな
かったと思います。かえってブッシュ政権の時代など、核の先制使用とか小型
核の開発とか、そういうことに対して日本政府は異議を唱えてこなかったこと
から見ても、大きな目標は掲げながら、具体的な進め方については戦略を欠い
ていたと思います。

 私は外務大臣になりまして、やはり「核なき世界」に到達するまでの具体的
な道筋を書くべきだということで、先制不使用、先制不使用の手前の核の役割
を減ずるということで考え方を整理し、残念ながら国連総会のとき私はもう外
務大臣じゃなかったのですけれども、オーストラリアやドイツや関係国の外務
大臣が集まって新しいグループを立ち上げ、核を持たない有力な国が一緒にな
ってこれから「核なき世界」に向かって協議していく体制を築いたわけであり
ます。

〇連合会長の呼びかけによる会合

【記者】明日、連合の古賀伸明会長が、総理、小沢元代表、鳩山前首相、輿石
参議院議員会長らを交えて会合を予定されている。古賀会長はかねてから党内
融和を求める立場だ。今回どういう趣旨の会合で、幹事長自身も出席されるの
かどうか。会談に何か期待することがあればお願いしたい。

【幹事長】一部夕刊でも報道されておりますが、私は趣旨が必ずしも正確に伝
わっていないと思います。古賀さんから言われたのは、連合の各有力な産別
(労働組合)のトップやあるいは各都道府県連合の主な方々から、ぜひ地方の
現状について話を聞いてもらいたい。従って、来てもらいたいということであ
りましたので、私も出席することといたしました。総理も出席されると聞いて
おります。従って、連合のほうはおそらく10人以上の出席になると思うんで
すね。その連合の皆さんから話をお聞きすると、総理とともにお聞きをすると
考えております。

 それ以外の出席メンバーについては、そういうお話は聞いておりますけれど
も、そこは連合のご判断ですから、別にこちらがそういったことを前提に何か
協議をするとか話し合いをすることを考えているわけでは全くありません。

【記者】小沢さんにしても鳩山さんにしても、現在の執行部にいるわけではな
い。なぜこの小沢さんと鳩山さんが(会合の場に)いるのか疑問になるわけだ
が、それについてはどうお考えか。

【幹事長】私もちょっと首をかしげているのですが、それは連合のご判断です
から、とやかく言うものではないということです。

【記者】連合の会長は「与党がバラバラである。亀裂がどんどん深まるのは避
けたい。そういうことを明日訴えたい」と述べている。このような連合側の立
場についてどうお考えか。

【幹事長】私は古賀さんからそうは聞いておりません。それぞれの組合のトッ
プの皆さんが、地方の置かれた現状とか、それぞれの組織の中で出てくる声に
ついて聞いてもらいたいということで出席するものであります。それ以上でも
それ以下でもないわけです。

【記者】先ほどの古賀会長の「与党がバラバラだ。亀裂がどんどん深まるのは
避けたい。それを訴えたい」というのは、先ほど古賀会長が会見で言っている
ので、間違いないと思う。地方の声を聞くのはもちろんあると思うが。

【幹事長】ちょっと私が聞いている話と違いますね、それは。話はもう既に小
沢元代表と総理が1時間半されて、そこでまとまっていないわけですから、そ
のことについて話されるとは全く考えておりません。それは総理も同じ思いだ
と思います。

【記者】明日の会談で小沢さんと、総理、幹事長、顔を合わせることになると
思うが、こちらからは、国会招致問題を話す、または持ち出すつもりはないと
いうことか。

【幹事長】ええ、総理も、もうお会いするつもりはない、自らお会いするつも
りはないとおっしゃっている話でありますので、こちらから何か話をすること
は考えられません。

【記者】いずれにしても明日、小沢さんがいる会合に岡田幹事長も同席される
ということだが、その場で改めて政倫審への出席を求めるという考えはあるか。

【幹事長】ですから、小沢さんや鳩山さんと対話をするような、そういう場面
は想定しておりません。連合の皆さんからお話を聞いて、何らかのコメントを
することはあるとしても。ですからご質問に答えるとすれば、それは「ノー」
です。

【記者】これまで岡田幹事長はずっと「政倫審でやっていきたい」ということ
で、明日せっかく小沢さんと同席する機会があれば、改めてお願いするのは当
然なのかなと。菅さんもいらっしゃるということだが、それはなぜされないの
か。

【幹事長】そういう必要があればまた二人でお会いすればいいわけで、連合の
方が十数人おられるところでする話ではないと思います。こちらから積極的に
するつもりはありません。

○小沢元代表の国会招致について

【記者】昨日のテレビ番組の収録で「国会に出ないという選択(肢)はない」、
「国会での説明の場は2つしかない」と言っている。小沢元代表は、政倫審で
議決した場合にも出席しないという中で、執行部として証人喚問という次のス
テップの可能性についてはどのようにお考えか。

【幹事長】小沢元代表は「政倫審に出ない」とおっしゃりながら、「何かそれ
で国会が進展するとか選挙に勝てるなら、考えないでもない」ということも言
われていて、一見矛盾することを言われていますが、もちろんそういった条件
の問題ではないことは明確に申し上げておきたいと思います。これはご自身が
国民に対して説明する、そういうためのものであって、それで国会が進展する
とかそういうものではないと私は考えておりますが、いずれにしても、そうい
う含みも一方で残しておられますので、完全に国会で説明することはないと言
っておられるのかどうかは、そこは必ずしも明確ではないわけであります。

【記者】幹事長は月曜日の会見で「今後1週間の動きを踏まえて27日に意思
決定する」とおっしゃっていたが、一昨日、鉢呂国対委員長が自民党・公明党
の国対委員長と会談して、自民党は政倫審の議決に加わらないと回答したよう
だが、この野党側の対応が27日の役員会の意思決定にどのような影響を与え
るのか。

【幹事長】今いろいろな情報も収拾しているところですので、途中の過程を、
鉢呂国対委員長が国対委員長間で議論したというのは途中の過程の話ですから、
具体的なことは月曜日に申し上げたいと思います。

【記者】野党側は、小沢氏の出席が望めない以上、政倫審への協力はできない
と、はっきり言われているが、そういう中で民主党内の政倫審のメンバーの中
にも、議決に反対すると言う議員が少なからずいる中で、議決のメドは幹事長
自身立っているとお考えか。

【幹事長】民主党だけで議決する、あるいは与党だけで議決する、社民党さん
もおそらく賛成されると思いますが、そういうことは当然考えられるわけです。
基本は政倫審という私の考え方は、今まで申し上げてきているとおりでありま
す。

【記者】民主党の政倫審メンバーの中で、議決に反対を明言している方もいる
が、そのメンバーの差し替えについてはどのようにお考えか。

【幹事長】実際にその場にならないとわかりませんので、何か荒っぽいことを
あらかじめ言うつもりはありません。ただ、党所属の議員であれば党としての
決定、この場合は私が一任を受けておりますので私の判断、あるいは役員会の
決定ですね、それに対してきちんと従っていただくは当然のことです。

【記者】小沢さんの側からは、国会招致の問題をめぐって、今後の展望が描け
ているのかという声が出ている。これについて岡田幹事長は、野党が政倫審は
嫌がっている、小沢さんも嫌がっている中で、今後の展望が描けていてプロセ
スで動いているのか、その先もちょっと見えなくなっているのか。

【幹事長】国会の展望というのはどういう意味ですか。

【記者】今後の展開です。政倫審がだめだったら証人喚問になるとか、先の先
を読んで考えてやっているのか。

【幹事長】読むことはいいんですけれども、それは相手のあることですから、
決定的なことは言えないですね。自民党も公明党も言うはずもないし。基本的
にはやはり政倫審に出てこられて、そしてそこで質問にお答えになるという中
で、国民がどれだけそのことを納得するか、あるいは野党が納得するかという
ことだと思います。

【記者】小沢さんの国会招致の問題について27日の役員会、あるいは年内に
一定の結論を出すという幹事長の固い意思はあるのか。

【幹事長】それは27日になればわかりますから。今いろいろ言っても仕方が
ないのじゃないですか。

【記者】昨日のテレビ番組の中では幹事長は、政倫審で議決して、それでも出
ないという中でどうするかは次の議論だ、というような言い方をされている。
27日の役員会で、証人喚問についての議論にも及ぶ可能性についてはいかが
か。

【幹事長】それは議論次第ですね。こちらから持ち出すつもりはありません。
昨日申し上げたとおりです。

【記者】「こちらから」というのは、「幹事長から」という意味か。

【幹事長】そうです。

【記者】役員会のメンバーから証人喚問についての話があれば、それは議論の
対象になるのか。

【幹事長】それは議論しないわけにはいかないでしょうね。

○クリスマスプレゼント

【記者】今日12月24日でクリスマスイブだが、昨今のこういった国会・政
治情勢も踏まえて、岡田幹事長はサンタクロースからプレゼントがもらえると
したら、どんなプレゼントが欲しいとお考えか。

【幹事長】実は、今日はちょっといろいろ用事がありますので、わが家は昨日
もうクリスマスイブをいたしました、夕方、テレビ局に行く前に。娘からは靴
下をもらいましたので、大変満足しています。

【記者】国会情勢を踏まえたプレゼントは、何か欲しいというものはないか。

【幹事長】いや、娘からプレゼントをもらったらもう、それにまさるものはあ
りませんので、はい。

【記者】バレンタインチョコはもらっても返すという岡田幹事長の長年の方針
があるが、クリスマスプレゼントを過去にもらったこととか、それを返したこ
とはあるか。

【幹事長】家族以外からということですか。

【記者】はい。

【幹事長】あまりないですね、私の記憶には。ただ、バレンタインチョコも、
はたして持ってくる人がいるのかいないのかもわからないんですね。事務所で
機械的に返してしまいますので。あるいはいないのかもしれないんで。そこの
ところはよくわかりません。丁重にお返しをさせていただいております。誰が
持ってきたかぐらい教えてもらいたいんですけどね、それも教えてもらえない
ものですから。

○駐ロシア大使の更迭について

【記者】河野雅治駐ロシア大使の更迭について昨今いろいろ報道が出ているが、
それについて幹事長はどうお考えか。

【幹事長】事実関係は、どうなんですか。そういった報道がありますけれども、
私はまだ確認できておりませんので、代わるということそのものを。ちょっと
今の段階ではコメントできません。

○党綱領の作成

【記者】党の綱領について以前の会見で、「総理から指示が出たので、党大会
までに、どういう態勢でやるのか考える必要がある」と発言されていたが、起
草委員会などを立ち上げるという趣旨か。また、綱領をつくるのは結構大変な
ことなので、メンバーも相当な方を据えないといけないと思うが、どういう方
を想定しているのか。

【幹事長】そういったことについては、おそらく党大会における私のスピーチ
の中で触れたいと考えています。基本はやはり党の経験のあるベテラン議員の
皆さんに中心になっていただくことですが、もちろん外部の方の意見も聞かな
ければなりませんし、どういう形がいいのか、今、検討を行っているところで
す。

【記者】そのメンバーの方で考えていかれると思うが、その後のタイムスケジ
ュール的なものと、綱領には必ずこういうのを入れたいとか、何か幹事長のイ
メージはあるか。

【幹事長】まだそこまで煮詰まったものではありません。党の綱領の話と、そ
れからもう一つは、やはり民主党が野党時代の仕組み・規約はあるのですが、
与党になってからそれに相ふさわしい仕組みにはなっていないわけですね。例
えば規約上まだネクスト・キャビネット(『次の内閣』)というのが位置づけ
られております。ですから、党大会のときにお話ししようと思うんですけれど
も、党改革のための組織を立ち上げて、その中に規約を議論する部分と、それ
から与党になった後の党のあり方について議論する部分と、そういったことを
それぞれ設けて、幅広く議論していきたいと思っています。

 いろいろなことを考えると、特に規約の改正などは党大会マターであります
ので、そういうことを考えると夏ごろまでに議論して、どこかで臨時党大会の
ようなものが必要になるのかなと思ったりしておりますが、まだ代表にも相談
しておりませんし、1月13日にそういったことについてきちんとお話しした
いと考えております。

 それから、直接関係ないのですが、幹事長になりまして、この年末にやはり
党の本部の組織についてもより機動的なものに変えて、そして人事も行いたい
と考えて、様々準備を行っているところです。先般、党職員全員から異動の希
望とか様々な要望をいただきまして、そういうものを踏まえて年内に新しい体
制をつくり上げたいと考えているところであります。職員の皆さんが、本当に
党を支えていただいておりますので、働きやすい環境、意欲を持って取り組め
る、そういう環境を少しでも整えたいと考えています。

○党本部の組織改革について

【記者】党改革の話だが、民主党が与党になってからそんなに党職員が増えて
いるわけではないと思う。先日も募集して何人か追加されたようだが。そんな
大人数ではなくて、与党になって仕事が増えて、官邸に職員も行っている中で、
党職員を今後かなり大幅に増やすお考えはあるか。

【幹事長】引き続き増やしていく必要はあると思います。ただ、いっぺんに増
やすということではなくて、毎年定期的に採用していくことだと思っておりま
す。仕事も増えておりますし、それから年齢的にも、60(歳)近いところと
主力の50代前半ぐらいまでのところで、少し段差もあったりするものですか
ら、そういったところについて、次の世代を育てていくことも非常に重要なこ
とで、幹事長としてそういうことも視野に入れながら準備をしていかなければ
いけないと思っています。

 あまり党のそういったことを考えないで運営してきたところが、この10年、
歴史を振り返るとないわけではないので、やはりこの民主党という政党がこれ
から日本の政党政治の一翼を担う存在として持続的にやっていくための1つの
重要な要素であると考えております。

○山岡賢次議員陣営の報酬支払いをめぐる件

【記者】本日、宇都宮地裁で山岡議員の昨年の選挙における買収の件が受理さ
れているが、この件をご存じでしたら、幹事長としてのご意見を伺いたい。

【幹事長】私は受理されたという事実は承知していなかったのですけれども、
前々から報道もされている件だと思います。これは党にかかわる話というより、
党所属の議員の問題ですので、特に私からコメントはありません。これからま
さしくどう取り扱われるかはまだ決まっておりませんので。ご本人は、(報酬
の支払いが認められている)事務職員として雇用していたと言っておられたと
思います。

○統一地方選挙候補者擁立状況について

【記者】かねて候補者擁立方針について幹事長は3原則を示してこられたが、
都道府県議選に関して現段階では公認・推薦合わせて700人くらいに上って
いると思う。この進捗について現段階での評価をお願いしたい。

【幹事長】それなりに順調に進んでいるとは思います。ただ、各都道府県を私
自身も回って意見交換をしておりますけれども、もちろん今の厳しい状況の中
でなかなか、躊躇される方もいることも事実です。それと同時に、これは従来
から言われてきたことですが、やはり現職の議員さんが、なるべくライバルは
少ないほうがいいと、そういう傾向も都道府県連によってはなきにしもあらず。

 他方で、国会議員自身があまり擁立に熱心でないという総支部も、ないわけ
ではない。その辺を何とか乗り越えようということでやってまいりましたが、
必ずしも100点満点とは言いがたい状況ということです。最終的にはこれは、
いくら党本部が号令をかけても、あるいは個々に県連代表を、この前も呼びま
して8県連ぐらいですかね、代表を呼んで私から申し上げましたし、そもそも
各県を回るときに県連の役員に私から申し上げているわけですが、なかなかそ
の辺が乗り越えられない県連なり支部があることは事実です。

 私自身の経験から言っても、やはり県議会議員をたくさん育てていくことも、
民主党の足腰を強くする、より国民・有権者とつながりを持つ意味で非常に重
要なことなので、ぜひそういう考え方に立ってもらいたいなと思っているとこ
ろです。最終的にはそれは都道府県連の判断、総支部の判断に帰着してしまい
ます。

○内閣改造の必要性について

【記者】昨晩、総理が党のベテラン議員と会食されて、その場でベテラン議員
からは内閣改造の話もあったようだ。幹事長は来年の通常国会に向けて内閣改
造について必要性はあるとお考えか。

【幹事長】少なくとも法務大臣に関しては、今、仙谷官房長官が兼務されてい
ますので、ここをどうするかという問題はあると思いますね。法務大臣及び拉
致対策担当大臣ですね。それ以上のことは、これは総理がお考えになることで、
私もどこかの段階でご相談しなければいけないと思いますが、最終決定権者、
人事権は総理にありますので、それ以上のことは私、申し上げるつもりはあり
ません。

 それから昨日の会談ですが、お二人いらっしゃったと思いますが、Aさん、
Bさん。Aさんのほうは確かにおっしゃるようなことを言われたかもしれませ
んが、Bさんのほうはそういったことを否定されたのではないかと思いますの
で、実際にどういうやり取りが総理との間であったのかということは必ずしも
判然としないということだと思います。

【記者】今「どこかの段階でご相談しなければならない」とおっしゃったが、
これは改造するかしないかということについて話し合われるという意味か。

【幹事長】全般ですね。国会、これから通常国会をどういうふうに持っていく
かとか、そのために何が必要なのかというようなことについて、総理のところ
にお伺いしていろいろな意見交換をしておりますけれども、最終的に方針をど
こかで決めていかなければいけないと思います。総理からご相談があれば、私
の考え方もその場では申し上げたいと考えております。

 ただ、ちょっと予算をやっていましたので、今まではちょっとそこまでなか
なか具体的な話は、私自身はできておりません。全体の、国会の開会日とかそ
ういうこともこれからご相談していかなくてはいけない重要な問題ですね。別
に、今の段階で決まっていないことが悪いとは思いませんし、いろいろな考え
方があるのですが、どういう全体の考え方で臨むかをきちっと、どこかで意思
統一しなければいけないと思っています。

【記者】改造に絡む話かとは思うが、仙谷さんの問責の話があって野党は仙谷
さんの退任を求めている。小沢さんの問題もいろいろ突きつけられている。小
沢さんの問題と仙谷さんの問題を比較したら、どちらが国会運営にとって支障
になっているとお考えか。

【幹事長】それは野党に聞いていただかないとわからない問題です。しかし、
それぞれについて考え方がきちっと整理される必要があると思っています。

○通常国会の召集日

【記者】先ほど、国会の開会について総理と相談したいということだが、通常
国会の召集日についてそろそろ党内の意見が集約しつつあるかと思う。幹事長
としていつごろを想定しているか。

【幹事長】そういうことは申し上げません。最も戦略にかかわる話なので。党
内にいろいろな議論はあっていいと思いますが、それは最終的には総理がお決
めになることで、総理が数人の幹部と相談をされたうえでお決めになることだ
と考えております。

○年内の定例記者会見について

【幹事長】今年はこれで終わり……、じゃないか。月曜日があるんですね。そ
れじゃ月曜日にまたお会いすることにして。それ以降はなるべくないようにし
たいと思いますが、それは状況次第で。お休みを取りたい方は取っていただい
てもいいかと思いますが、社でどういう評価を受けるかは、私はコメントいた
しません(笑)。

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