外環道路予定地  地下水と地層の様子が分かる

外環道路地層図 11月30日の市議会外環道路特別委員会で外環道路予定地で実施されたボーリングによる地質と地下水調査の結果が報告された。

 この資料だけでは、もしも大深度地下に外環道路本線が建設された場合、地下水がどのような影響を受けるのかは分からないが、これまで見えていなかった地下の様子が分かるようになったのは興味深い。



■分かったが、だからどうなのだろう

 地質調査は、これまでに環境アセスメントを行うさい約1km間隔にも実施されていたが、今回は約200m間隔でおこなったもの。より精度が高くなっている。断面図を見ると千川以南の地層がわりと大雑把な地質であるのに比べて武蔵野市近辺の地層は幾重にも異なる地質の層が重なっていることが分かる。このことが豊富な武蔵野の地下水と関係があるのかもしれない。

 今回の調査は、データの公表なので今後どのように活用されるのかは良く分からない。大深度での本線を通したらどのように地下水が変化するのかも分からない。素人考えだが、このデータだけでは地下水がどこからどこへ流れるなどが分からないと思う。もっと幅広い面積での調査も必要だと思う。委員会では、データ解析などは任せではなく、市でも独自の解析や調査をするべきではと質問をしたところ、幅広い面積での調査は国に要望したい。市の独自調査については検討したいとの答弁だった。

■突然のオープンハウス

 11月30日には外環道路のオープンハウスも開催されていたが、武蔵野市では行われず隣接しているとはいえ隣の杉並区の松庵小学校で開催された。しかも、事前の周知ができないほど突然と実施されたものだった。外環道路予定地などの住民にも開催が知られないように実施を考えたのかと勘ぐってしまいそうだった。このことを質問したところ、市に開催の情報が入ったのは11月に入ってから。そのため市報などでの周知ができなかった。武蔵野市内ので開催を市としても求めているとの答弁だった。
 説明をすることはいいことだが、なんだかおかしなオープンハウスに思えてしまう。夕方に行って見たのだが、来場者よりも多いくらいの国などの職員がいるほどだった。なぜこんなに多いのか。これまた何かあるのかと勘ぐってしまいそうだった。

 外環道路がどうなるか、未だに分からない。政府の動き次第ということだろうが、迷走せずにキッパリと決めて欲しいと思う。当然だが、地上部、外環の2は必要ないと。

画像は、武蔵野市周辺の断面図(縦断図)。右側が北。幅は実際の距離の20分の1に縮尺しているので、実際には地層は平行に重なっているという。

議会で配布された資料はこちら。まだネットで公開されていないようなのでご参考に。