決算は事務事業ごとしたほうがいい。事業仕分けで思ったこと。

 10月16日と17日に佐久市が行った事業仕分けで仕分け人として参加をしてきた。仕分けの結果は佐久市のサイトにある。今回の仕分けで、議会が行う決算審査を事務事業ごとにしたほうがいいと思った。

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 今回、佐久市でおこなれた事業仕分けは、コーディネーターと仕分け人は構想日本のスタッフ(私も構想日本からの派遣)だが、不要・廃止などの判定は仕分け人と約20名の佐久市民によって行う方式だった。
 仕分け人だけで判断するのではなく、仕分けの議論を聞いた市民が不要・廃止や要改善、現状のままなどを判断し多数決できめるというものだ。市民の意見発表や事業に対してのコメントを寄せることもできる新たなパターンだった。仕分け人だけが判断したということにならず、主権者である市民も判断することになり好印象を持った。市民の視点には仕分け人としても参考になるものもあった。今後、増えていくのではないだろうか。

 さて、仕分けの結果は佐久市のサイトをご覧いただくとして、議会が事務事業(広報誌の発行やムーバス、保育園などの市が行う事業のこと)について掘り下げ、課題を見つけ改善策を議論するためには、議会が事務事業ごとに予算、特に決算は、審査をしたほうが良いと仕分けをした後で思った。

 現在では、総務費や民生費などの費目(款ごと)で審査しているため、議員が注目した事務事業だけに注目した議員だけが質問をすることに結果としてなっている。課題が事務事業になければいいのだが、注目がされなかった、気がつかなかったために改善することができなくなる可能性が高くなっていると思った。

 議員がしっかりしていればいいと言われればそれまでかもしれないが、事務事業ごとに審査すれば、委員会に参加している全員議員がひとつの事務事業について質問することになり、複数の視点、論点でチェックすることで課題が分かり、現状で良いのか、改善すべきは何か、廃止すべきかを議員同士で議論できる可能性が出てくるのではと思ったからだ。

 事業仕分けは、よく、「チームで行う」と表現されるが、一人の仕分け人が質問し他の仕分け人が他の視点、論点でさらに質問していくことで課題が浮き上がってくるのが通常だからだ。事務事業ごとにとなると、もっと多くの審査時間が必要となるなどの課題もあるが、一部の議会では事業ごとに審査を行っているように工夫で対応できるはずだ。

 予算や決算審査は、質問するのが目的ではなく課題があるのであれば、それを見つけ改善、あるいは廃止させるためにあるのだと思う。それが議会による税金の無駄遣いをなくすことにつながるのだ。いわんや行政に関係者のために予算をつけるようにおねだりする場ではない。費目ごとでの審査でもできることはできるが、事務事業ごとに審査するほうが格段に違うはず、と誕生日に行っていた事業仕分けを終えてみて思ったことだった。

画像は、佐久市の事業仕分けを伝えている新聞の切り抜き

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