Library of the Year とL1グランプリ (図書館大賞&若手への賞)

 毎年開催されている図書館総合展で決まるLibrary of the Yearのノミネートが決まった。Library of the Yearは、図書館のあり方を示唆する先進的な活動を行っている機関(図書館に限らない)に対して与えられる賞。レコード大賞ならぬ図書館大賞といえばいいのかもしれないが、図書館や図書館員などにとって栄誉になるものだ。



 今年、ノミネートされているのは
○神戸大学付属図書館
(国内研究機関有数のデジタルアーカイブ事業として戦前の新聞記事や震災関係資料等のコンテンツが充実している点、教官が作成したデータを、退職後に図書館が引き継いで事業化している)

○京都国際漫画ミュージアム
(京都市と京都精華大学の官民共同事業モデルとして、立地を活かした観光客もターゲットにしたサービス・イベントを積極的に展開している点、豊富な漫画資料を所蔵して国内の類例機関の嚆矢となった)

○カーソル
(全国5,000館を超える図書館・図書室蔵書の横断検索サービスとして、従来の図書館系のサイトWebサービスを凌駕している点、図書館界に留まらず大きな話題となった)

※ コメントは TIME with BOOKS より引用

 大賞は、2010年11月26日の13時からパシフィコ横浜で開催される図書館総合展の会場でノミネートされた機関によるプレゼンテーションなどが行われたうえで公開の場で決定する。

 これまでに大賞を受賞したのは、鳥取県立図書館(2006年)、愛荘町立愛知川図書館(2007年)、千代田区立千代田図書館(2008年)、大阪市立中央図書館(2009年)。詳細は、TIME with BOOKS のサイトにあるLibrary of the Year 2010で。

 また、若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門、L-1グランプリが11月25日に行われる(主催:図書館総合展運営委員会。共催:図書館振興財団。協力:アカデミック・リソース・ガイド株式会社)。

 L-1グランプリは、『20代から30代のライブラリアンを中心に、ワークショップ形式で、それぞれの抱く図書館像を検討・発表していただきます。この経験を通して、今後、図書館業界で活動していく上で欠かせないリーダーシップやファシリテーション、アジェンダ設定やビジョン提示、パブリックスピーキングの能力と経験を養うことを目指します』というもの(L-1グランプリのサイトより引用)。

 若手ライブランに理想とする図書館像を描き出すことが狙い。過半数を40歳以下で構成するチームで応募することが条件。図書館勤務経験は問われない。

 とかく地味なイメージのある図書館。このようなイベントを通じて図書館の必要性と未来をアピールしてもらいたい。武蔵野プレイスも含めて武蔵野市からも応募して欲しいが、来年以降に期待しよう。

【参考】
図書館総合展2010