武蔵野市の将来を考える市民会議 最終回

9月28日にあった武蔵野市の将来を考える市民会議を傍聴した。この会が予定されていた5回の会議の最終日。今後、報告書、もしくは提言書のまとめのために会議を開くようだが、議論はこの日で終わりだ。議論内容は別として、この会議を今後どのように位置づけるのかよく分からない、見えない中で終わってしまったように思えてならない。



 この日は、今までに出なかったテーマや追加したいテーマなどを話し合うのが主題だったようだ。老人よりも子どもを手厚くした施策が必要。国防教育が必要。議会の使い方を示すべき。魅力のある学校がない問題をどうするか。市民と教育委員会の議論が必要。基本構想が知られていないためもっと伝えることが必要。自治体の運営の基本ルールを具体化すべき。地域のボスが決めたほうがいいのではないかなど他の市民会議では出ないような意見があり興味深いものだった。

 そしてこの日の結論として、今後出される報告書には市民会議としての結論は記載せず、出された意見を併記する形とすることが決まった。いわば、基本構想・長期計画を策定するにあたっての課題提起との考えのようだ。
 しかし、全市域的なまちづくりのことや福祉施策など市政全般を網羅したようにはならないようで、どのように基本構想・長期計画の策定に反映させるのかは、この日、最終回でも見えなかった。出されていない論点、尽くされていない論点が多いように思えるのだが、報告書はどのようになるのだろうか。

 通常であればあと1年、来年の9月議会に第五期基本構想・長期計画を議案提出しなくてはならない。あと1年で10年先の武蔵野市の将来を考えた計画を作らなくてはならないことになる。個別計画でも1年近く策定にかかることや無作為抽出による市民会議もあることを考えれば残された時間で大丈夫なのだろうか。
 また、この会議に公募で参加した市民委員の方々に、議論の消化不良と達成感がないように思えてならない。勝手な推測なのだが、余計なお世話だろうか。この市民会議の位置づけと同様、気にかかった。

 第五期基本構想・長期計画は、これまでとは異なり、長期計画も議決対象に加わる予定だ。そうなれば、計画の作り方も考え直す必要があると思うのだが、この点についてはこの日の会議では触れられていなかった。このことも気になった。この市民会議から2名以内が第五期基本構想・長期計画の策定委員になる予定だが、この日では公表されなかったことも気になる。

 気になるばかりで終わってしまった武蔵野市の将来を考える市民会議。あくまでも市長の諮問による会議なので議会がどうのこうのと言える立場ではないが、議会としても策定手法を考えたほうがいいとも思った。

【参考】
第五期基本構想・長期計画の策定について