小中学校のクーラー設置調査へ  その前に、大野田小の床冷房はダメだったのか?

 21年度決算の審議では、今年の夏の異常な暑さから小中学校へクーラーを設置してはどうかとの質問が何人かの委員から出されていた。すると、教室の暑さは認識している。電力の問題などもあるので、まず調査をしたいという答弁があり、設置に向けて市は積極的と思われた。この夏の暑さを考えれば、我慢しろという精神論だけではどうしようもない状況だと思うので調査はすべき。可能であればクーラー設置は已むを得ないと私は思う。
 しかし、そこで考えてみたいのは、市立大野田小学校で採用された床冷房だ。クーラーを入れるのなら、結局、機能したのかを検証しなければならない。



 床冷房とは、床下に埋設した冷水用パイプで教室への冷房効果を高める装置のこと。自然換気と教室の窓にひさしも付けることなどでクーラーに頼らずに涼しい環境の教室にするというものだ。ところが今回の審議のなかでは、大野田小学校の教室も含め、今年のような暑さが続くと健康状況を考えればクーラーが必要と考えているとの答弁となっていた。

 この答弁からは、大野田でもクーラーが必要となると受け取れた。となれば多額の費用をかけたこの床冷房はどうだったのか。端的に言えば、失敗だったのかという疑問がでてしまう。このことを質問したところ、さすがに失敗とはならなかったが、気温からは3度は下がっているのは想定どおりだが、上の階では暑くなっていたとの答弁があった。

 考えてみれば、38度の気温が3度下がって35度になったとしても“暑い!”に変わりがない。今年のような暑さには対応ができないのだと思う。クーラーに頼らない環境をつくることに異論はないが、そんな余裕は今年のような暑さではないということだろう。それだけ地球環境、都市環境がおかしくなっているともいえる。

 質問のなかで、暑いからクーラーを入れますではなく、この床冷房への評価もしてからにして欲しいと注文を付けた。床冷房の予算を認めたのは議会の責任だ。効果がなかったのか、あるいは、想定以上の気象変化があり対応ができなかったなどの理由がないと議会としてもさらに税金の支出をすることについて市民へ説明ができないと思ったからだ。

 学校へのクーラー設置。本来は必用ないと思う。しかし、市内では、千川小学校には入っていることを考えると、他の学校との整合性が取れないことや今年の暑さを考えれば必要になってしまったのだと思う。時代というか気温の流れということだろうか。
 入れるとなれば、夏休みは必要なのか。どのように運用するのかなどの課題もでてきそうだ。