売却中の富士高原ファミリーロッジ

huji (3)一般競争入札により売却が行われている旧富士高原ファミリーロッジ跡地を他の議員と一緒に見てきた。ここは、かつて武蔵野市の小学5年生が林間学校用の施設として使用していた場所。私も5年生の時に泊まった思い出があり、懐かしさもあって行ってきた。これだけの広い面積の土地を売るべきではない、との意見もあるようだが、では何に使うかと問われると思い浮かばない。


 旧富士高原学園ファミリーロッジは、利用者が少なく毎年2000万円の赤字を出していたことから平成19年11月に出された事務事業・補助金見直し委員会報告書ですでに役割を終えたもの、市民のニーズや市の政策目的と整合しなくなってきたものなどとして廃止・休止、統廃合を検討すべき事業として指摘されていた。平成21年2月には、建築基準法で定められている「旅館」として必要な準耐火建築物としての構造となっていないこと。非難設備が基準を満たしていないことから「旅館」として市民が宿泊することができないこと判明。改修したとしても大幅な利用者の増が見込めないことから廃止となり、施設も取り壊されていた。huji (4)

 敷地面積は、2万7479.79?。これだけの面積と高速のインターから車で5分もかからない立地をを考えると売却せずに他に利用方法がないものかとも思う。しかし、商業施設で考えるとインター周辺には多くのレストランやディスカウントショップが並び、道路から奥まったこの場所まで客が来るとは思えない。事実、近くのラブホテルでさえ閉店していた。
 グランドに整備しての利用もあるがだろうが、民間にグランドを併設している宿泊施設は数多くあり、ランニングコストをかけてまで維持するべきではないだろう。低所得者向けの施設との考えもあるが、施設を維持するよりも利用者に直接補助金を出したほうがはるかに効率的だと思う。
 何よりも昔は林間で自然が豊かとのイメージだったが、北隣には昭和大学があり敷地のすぐ隣は学生寮らしく窓から洗濯物が見えるような近さだった。南隣は宗教団体の敷地でその隣は高速道路。周辺には工場もあるような場所になっていた。すぐ近くは、特別擁護用老人ホームがあったが、土地を無償で貸与して施設を民間に作ってもらい武蔵野市民の優先枠を得るようなことも考えられるが、家族がここまで会いに来るかといえば難しいかな、と思う。収容所のような施設を作るわけにもいかないだろう。
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 と考えていけば売却は仕方がないとは思う。ただ、気になるのは唐突に売り出していないか、ということ。実は入札で業者が決まったとしても、最終的には議会の議決が必要だ。議会の判断も気になるところだ。また、この敷地は武蔵野市と市職員の共済組合との共同所有になっていた。どのように売却益を配分するのかも気になる点だ。
 入札は、平成22年9月1 日から同月22日まで。

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【参考】
武蔵野市 旧富士高原ファミリーロッジ跡地を一般競争入札により売却します

武蔵野市議 川名ゆうじの武蔵野blog 富士高原学園ファミリーロッジ 廃止に

産経ニュース
 富士高原ファミリーロッジが40年の歴史に終止符 武蔵野市の林間学校施設・保養所

画像は上から
・道路面から見た敷地
・ロッジがあった場所から敷地全体を見る。奥に見える原始林のような山林も敷地。
・施設の図面。敷地面積のうち南側の3分の2ぐらいが山林だ。この山林を何に使おうとしていたかも気になる。右にある四角形の敷地は武蔵野市が借りていた土地。今回の売却対象ではない
・山林側から見た施設があった方向。隣の施設がすぐ近くにある
・北隣には昭和大学が隣接している。また、周囲には昭和大学のグランドも点在していた