本当に必要か 立ち止まって考えては

 相模原市でおこわなれた事業仕分けに、仕分け人として参加してきた(※)。細かな内容は相模原市のサイトをご参照していただくとして、判定はあえて厳しくと考え、不要との判断も行ってきた。事業の不要や改善の最終判断は市長や議会が決めるものだが、仕分け人が不要と判断した事業を継続するのであれば、あえて税金を投入して続ける意味を市民に知ってもらうことが必要になり、市民もなぜ税金を使って事業が続けているのかを考えるきっかけになるとの思いからだ。



 
 今回の仕分けの俎上に上がってきた事業を見てみると市の内部でも判断に迷っているのだろうと思える事業が多かった。特に私が仕分けに参加した班では、合併前の旧町で行われてきた事業についての判断が求められていたのが特徴だった。本来であれば合併のとき、もしくは政令指定都市になったときに解決しておけばよかったのかもしれない事業だった。

 いくつかの事業で班の結果として不要と判断したが、コーディネーターの熊谷哲さん(京都府議)が、事業目的はいいことだが、今のようなやり方では税金を支出する理由が付かない。事業を一から構築し直して欲しい、そのためにも一度、止めてみるべきと意見を述べていたが、私も同じ思いだった。
 相模原市に限ったことではないが、市民の税金を支出する以上、市民全体のためになるのか。一部の人への支出となっても理解を得られるか。今一度、考え直すことが必要だ。そして目的と違っているようだ、疑問があると思うのであれば、立ち止まって止めてみてから考え直すことも必要だと思う。税金が余って仕方がない、他に使い道がないというのなら話しは別だが、そのような自治体はないはずだからだ。

 今回の仕分けは班6人編成で、コーディネーターを含めて3人が構想日本からのスタッフ(私もこの一人)。他に3人の市民の仕分け人も参加しても仕分けだった。この日に参加されなかった市民の方々も、本当に必要なのか。自分たちに関係のある事業となると、つい感情が入ってしまうことが多いが、自らの税金を使う意味があるのかを今一度、考えてみてもらいたい。これは相模原市に限ったことでもない。

※相模原市の事業仕分けは、7月31日と8月1日に行われたが、私が仕分けに参加したのは31日のみ。