武蔵野市の将来を市民会議

 武蔵野市の将来を考える市民会議の委員名簿と市民会議の設置要綱などが公表された。26日に第一回目の委員会が開催されたばかりで、実質的な議論にはまだ入っていないと思うのだが、あと四回の議論で武蔵野市の将来を考えられるのだろうか、時間が足りるのだろうかと改めて思ってしまった。



 武蔵野市の将来を考える市民会議は、武蔵野市の総合計画に位置づけられる第五期基本構想・長期計画を策定する委員会(武蔵野市第五期基本構想・長期計画策定委員会)へ検討材料を提供するために設置された委員会。公募による10名の委員が武蔵野市の将来像と市長が必要と認めることについて検討し市長へ報告する。

 武蔵野市の将来を考える市民会議の委員名簿を見ると誰が長、あるいはリーダーなのかが分からない。ファシリテーターもいないようだ。事務局(市)のリードで進むのであれば、行政主導にならないかとも思えてしまった。もちろん、市民からの本音の意見が出されて委員会としての総意になればいいのであって行政主導が悪いのではないのだが…。

 市民が参加できるのは、ほかに無作為抽出によるものや分野別、地域別の市民会議が予定されているのでこの市民会議だけで検討されるのではなく“重層的に”(市の策定方針より)行われる予定。そのため、市民参加による計画が今の時点でどのような内容になるかはなんともいえないのだが、時間が足りるのだろうかと思ってしまう。
 先の調整計画が1年半かかり、かなりハードな進行だっことを考えれば、調整ではなくその元になる計画を作るのに、あと14ヶ月しかなく(来年の9月議会に議案として提出予定)、肝心の策定委員会のメンバーも公表されていないからだ。

 また、そもそも市民参加は時間がかかるもので、議論は簡単に進まないもの。傍から見れば面倒だと考えてしまいがちだが、そのことで市民が作った、市民のための計画になるのではないだろうか。結果がよければいいのだが、誰のための計画になるのか。大丈夫なのかな、とも思ってしまう。
 
 とはいえ、最も早くスタートした武蔵野市の将来を市民会議が基本構想・長期計画の基礎を作ることになる。今後の議論に期待をしたい。そして、心配が杞憂で終わってほしい。

 
【参考】
武蔵野市の将来を考える市民会議(公募市民会議)